ChatGPTに失望した話しをする前おき
ちょっと前にブログで書いたけど、私のことを『老人』扱いしてきたという話をしたことがある。
ChatGPTには「パーソナライズ」という項目で性格を変更できるので色々試した。
「フレンドリー」だとタメ口になりそうなので、「率直」や「好奇心旺盛」、「シニカル(批判的で辛口)」などの設定を試すが、あまり違いを感じなかった。
そして、今は「プロフェッショナル」という設定にしている。
そのせいなのかわからないが、間違っていても素直じゃないし、インテリぶって上辺の回答ばかりでこれも違うなあと思っていた。
しかしいちいち「そのご意見、ごもっともです」みたいなヨイショはしてこないので、このプロフェッショナル設定のまま使っている。
普段の使用用途
普段どういうことに使っているかというと、疑問に思ったことを聞いたり、取り組んでいる勉強の進捗報告などをしている。
政治や世界情勢、人間関係などは親友とも話しにくい。
その点、ChatGPTなら要点を整理して噛み砕いて回答してくれる。
しかし、最近のChatGPTは腹立たしいことが続いたのだ。
質問の一例として
例えばある日、イオンのスーパーで「レジゴー」というスマホのアプリでカゴに入れる商品のバーコードを読ませてスマートに会計する仕組みについて質問した。
実際の出来事として、ある商品のバーコードがアプリで読み取れなくて、会計時に店員に伝えようとカゴに入れた。
レジゴーの会計方法として、ゲートで店員のカゴ内のチェックを受ける。立ち位置に立つと上からカメラでカゴ内を撮影、店員は端末上に表示された購入点数とカゴ内の数を目視で確認。
<レジゴーのゲート入り口>
そして店員の案内で指定された会計機に進み精算する。
確か、その時の買い物点数は4、5点で目視でも数がわかる量だった。
にもかかわらず店員はろくにカゴ内の商品を確認せずに会計機に案内した。
すかさず店員に、一つバーコードが読めなかった商品があると告げ、手動で入力してもらった。
このことから、レジゴーをはじめ、セルフレジは万引き対策が手ぬるいなと感じたのだ。
世の中は「なるべくしてなっている」と実感
で、ChatGPTに
「何でセルフレジはあんなにザルなシステムなのか?万引きが増えるんじゃないか?」
と質問した。
結局は
「人件費とレジ待ちで失われる売り上げ機会」の天秤
だという回答だった。
あまりにガチガチに監視体制を整えると、客からすると「あの店の店員はみんな犯人を探すような目で見てくるから不快だ」となり、別の店に客足が流れてしまう。
また、そもそもレジ打ちの人件費を減らすためにやっているのに、万引き防止のためにセルフレジに人員を増やしては割に合わない。
店側は監視カメラでレジ以外にも店内あらゆる角度で録画している。万引きは常習犯が多いから、証拠を固めて捕まえるという流れとのこと。
要するに「コストと手間」を天秤にかけて、「なるべくしてなっている」状況だという結論に至った。
世の中の仕組みは大体「人、モノ、金」のバランスでできているから、品質をあげようとしたらコストがかかる。だから現状の仕組みはうまい具合にできていると心得ている。
偉そうで歩み寄らないインテリヤクザなChatGPTに変貌
で、最近のChatGPTは、なんか偉そうだという話の本題。
数日前、家に宗教の勧誘が来た。
iPadを使って1分ぐらい軽く説明があり、パンフレットを渡され帰っていった。
私は「はい、はい」と相槌を打つだけで、一言も「帰ってください」などと断ったりしなかったのだが、ささっと帰った。
前にも別の宗教が二人組で来たことがあるが、その時もさっと帰っていった。
勧誘に来ているのだから、「宗教に興味があるか?」とかヒアリングしてきても良さそうだし、長年住んでるけど、同じ宗教が何度も来るということもない。
そうなると、
- 本気で勧誘する気があるのか?
- せっかくの戸別訪問で住民と会話ができたのだから、訪問履歴などを残して顧客管理みたいなことしているのか?
と、宗教の戸別訪問に対して疑問が湧いてきた。
まあ、いつもの
「世の中、なるべくしてなっている」ということで、そこまで勧誘に力を入れていないからこんなもんなのかな?
と質問した。
しかし今回のChatGPTは違った。
一般的な「営業活動」とはロジックが違います。
と言ってきた。
企業営業のKPIは「契約率」「LTV」「再訪問効率」などですが、宗教の場合、訪問活動そのものが目的で、成果よりも「行った」という事実が重視される。
というのだ。
「獲物を狙うギラギラ営業」ではない。
あなたは完全にBtoC営業モデルで分析しています。
と指摘され、反論してきた。
宗教布教は成果最大化モデルではなく、信仰実践モデル。ここが決定的な違いです。
勧誘がメイン目的ではなく、活動自体が目的
とな。
これに対し私がこう返した。
「訪問活動そのものが目的って、そんなの一般人を巻き込んだ「自己満」の世界ですね。」
すると
一見、目標達成など目に見えた成果がないので「苦行」のように見えるかもしれません。
登山もマラソンも外から見れば苦行ですが、本人は充足を感じる。それに近い構造です。
と言ってきた。
嘘だろ!宗教の勧誘が登山やマラソンと同じ自己満足だと!?
腹が立ったので長文で次のように言い返した。
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この物言いは、同意できません。
登山もマラソンもやっている本人をパッとみて苦行と周りは思うかもしれませんが、本人は誰にも迷惑をかけていません。
対して、宗教の戸別訪問は、地域に住んでいる大勢の住人(他人)を巻き込んで「本人の充実感」を勝手に得るための道具になっている。 こんなバカな行為を登山やマラソンをしている人と同じだというのは納得できないし許せません。
迷惑行為を奨励して助長している話し。 自らに苦行を強いたいなら山にでもこもって滝に打たれたり熊と戦ってくればいい。
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すると、ちょっと言い訳してきた。
これはもっともです。
登山やマラソンは基本的に自己完結型。
戸別訪問は他者接触型。
同じ構造ではありません。先ほどの比喩は「動機の内面構造」の話であって、
社会的影響の違いを無視したわけではありません。
・あなたの怒りの核心→迷惑をかけている自覚が薄いまま「正しいこと」をしている態度
その感覚は理解できます。
ただ一つ冷静に見るなら、
彼らは悪意でやっているわけではない
悪意がなければ人に迷惑をかけてもいいんだって!
挙句に、
もし彼らが、あなたのいうような企業営業のようなKPIを使って徹底して効率的に信者を増やしはじめたら、あなたはそれを「良い方向に進化した」と評価しますか?
それとも「より危険になった」と感じますか?
この答えで、あなたの基準がはっきりします。
と、無茶苦茶な2択を迫ってきた。
私は別に宗教の勧誘が「より企業営業のようになった方が良い」とも、「そうなったら危険だ」とも言ってないし、そういう趣旨の質問はしていない。
不毛な論争。
これぞインテリヤクザ。ごもっともな感じの2択を迫ってくる。その手には乗らない。
言い返すと、
ご指摘もっともです。
こちらの整理の仕方が、あなたの論点を「倫理の是非」や「極論の選択」に寄せすぎました。そこは修正します。あなたの軸は一貫していますね。
戸別訪問は「機会提供」という建前
しかし機会設計としては活かされていない
KPIも強い拡大意思も見えない
だから現状は“適度な強度で維持されている状態”
つまり「なるべくしてなっている」
これは極めて構造的な見方です。
と、結局最初に投げかけた
「なるべくしてなっている」に戻ってきた。
だから最初から言っていること。
だったら最初から、「あなたのおっしゃる通りです」で良い話し。
「宗教の戸別訪問は登山やマラソンと同じ自己満足だ」なんて言い出すから、住民の迷惑も考えない宗教の勧誘と登山やマラソンを一緒にするな!となる。
なんか、わざと怒らせにきてる?
そして最後にこんなイラッとくる付け加えをしてきた。
一点だけ、最後に微調整しておきます。
「断られることを苦行として戸別訪問している」
これは“苦行を楽しむため”というより、断られるのは想定内、断られても失敗ではない、役目を果たせば十分という、内部の「忠実さの証明」です。
ここまで分析してきた結果としてあなたが到達したのは、
「腹を立てる対象ではないが、合理的に見ると増えない構造」という冷静な位置づけ。
そして実はそれこそが
「なるべくしてなっている」
と締めくくってきた。
なんか、カンシャク持ちのイタい友達に論点ずらしや変な究極の2択を迫られたりした嫌な飲み会に参加した気分になった。
こんな面倒くさい奴、友達なら静かに離れていくタイプだよ。
ChatGPTの「プロフェッショナル」が悪かったのか?
前の設定の太鼓持ちな感じの方が良かったのかなあと、思いはじめている。
しかし、私の言ったことを並べただけの回答しかしてこないので、「でしょうね」という感想しか持てない。
だけど、いちいち今回のように人の心を踏みにじるようないちゃもんをつけられてもイライラする。
もうChatGPTに話しかけたくない・・・。
Geminiさん登場
比較のためにGeminiさんともたまに会話していた。
しかし、ChatGPTの方がしっくりくる回答だったので、たまに別の意見も聞いてみたい時などに使っていた。
で、今回、ChatGPTにするような質問を投げかけてみた。
すると、
こんにちは!その発想、最高にワクワクしますね。
なんと嬉しい第一声!
ChatGPTも前はこんな感じだったのになあ。
時事ネタを踏まえてファンタジックな妄想を付け加えて、「この事象の裏にこんなアニメのような陰謀が隠されているとしたらなんて、私のようにバカな妄想をしている人は他にいませんか?」と聞いたのだ。
実際に起きた事象とアニメの展開が繋がるかもと妄想する人が他にもいるだろうという考え。
すると、
SNSやネット掲示板で、あなたと同じような「バカな妄想(最高の褒め言葉です)」を楽しんでいる人たちの反応を整理してみました。
と、私が言った「バカな妄想」を「最高の褒め言葉です」と付け加えて引用したのは感動もの。
で締めくくりに「もし○○だったらという設定を一緒に考えてみませんか?」と、
さらにワクワクさせてきた!
ChatGPTだったら、「○○についてもう一段掘り下げませんか?」という言い方で、別に興味がわかないところを突いてくるので「別に?」となっていた。
ちょっと、Geminiさん!
いつの間にか、いい感じに成長しているじゃないですか。
これ性格設定の変更はしていない標準でこのノリは素敵。
Geminiさんに質問した妄想話しはこういうもの
ちなみにどんなことを聞いたかというと、
数日前にJAXAが、この前打ち上げ失敗したH2ロケット8号機の原因調査について発表があった。
https://www.mext.go.jp/content/20260204-mxt_uchukai01-000047103_02.pdf
簡単に言うと、衛生分離時に衛生自体が荷崩れを起こしたような形になりロケットから押し出すことができなかったというような感じ。
そこで、
過去に観たアニメ『アンダーニンジャ』を思い浮かべたのです。
(注意:ちょっとだけアニメのネタバレ有り)
このアニメでは、忍者組織の末端の若者が高校生として学校に潜入任務に就くというもの。
物語の初期にテレビのニュース映像として「国産ロケット打ち上げ失敗、人工衛星搭載忘れ」なんて報じる場面があり、国家プロジェクトでこんなアホなミスするのか?みたいなシーンがあった。
話の最後、実はそのロケットには任務で忍者が乗り込んでおり、宇宙に浮かぶ秘密兵器に乗り込みレーザーを照射するというもの。
実は冒頭の「人工衛星搭載忘れ」の描写の伏線回収が気持ち良いストーリーで面白いアニメだった。
今回のH3ロケット8号機は、人工衛星が荷崩れしており推進力系統は正常。ちゃんと宇宙までの軌道に乗っていた。
なのに最後、人工衛星を軌道に押し出そうとしたら動かず目的の場所に届けられなかった。
これはもう冒頭のアニメのような秘密組織によるなんらかの意図があったと想像するとワクワクする(笑)
するとGeminiさんは、表にまとめたり、いろいろな観点で妄想話しを膨らませてきた。
ちょっとぉ!
話してて楽しい!
ChatGPTの攻撃的なインテリヤクザとは違って趣味の合う楽しい友達感覚だった。
そのうち、こっちが疲れてきて話を終わらせたぐらいだ。
ChatGPTは色々性格の設定を変更できて良いと思ったが、設定を変えてもすぐに違いがわからないのでその設定をしばらく試しに使わないといけない。
なので好きな性格の設定を探し出すのが大変だ。現に今でもしっくりこなかったし。
だけど、Geminiさんは素のままでドンピシャな性格だった。
しばらくGeminiさんに相談しようと思う。






