栃木県日光市の整体。日光療院、齋藤です。
先日、ある患者さんに、
少し厳しめなお話しさせていただきました。
その方は、2年ほど前からいらっしゃっています。
家から出ることができなくなるほど体の症状が重く、
トイレもままならない方でした。
始めのうちは週に2度ほど通っていただきました。
そして1か月たったころ、
人並みの生活ができる体になりました。
それはそれは喜んで。
こういったケースの場合、
患者さんは3通りに分かれます。
①私の教えた1つのストレッチをやり、
さらに定期的にかかりにくる
②ストレッチはやらないけれど、
月1,2回ほどにかかりにくる
③また痛くなったら来る
この患者さんは、②のケースの方です。
現在も通っていらっしゃるのですが、
すぐに新たな症状を作っていらっしゃって。
それも、症状が重いのです。
その時は、胃がおかしくて
しばらくご飯を食べられていないとのこと。
「治してほしい」ととても暗い顔で･･･。
いささかその日は、
私も全部治してあげたいが、
教えたこともやらずに月に1度ほどの施術だけでは無理であることを、
お話させていただきました。
治しては不調を作り･･･の
いたちごっこをずっと続けているのですから。
そもそも、
どうしてこのような状態になってしまうのかと言いますと、
普段の生活があまり良くないからです。
というか、100点の生活をしている方は、0％です(笑)
・体にへんな力を入れるくせ
・動かさないくせ
・立ち方や動かし方のそもそものくせ
・食べ物
と、まだまだたくさんあるのですが、
小さいころからこれを続けてきて、
年をとって、それが積み重なり表面化しているだけのことなのです。
重い症状でも軽い症状でも、これは同じです。
ですが、これらのクセはそう簡単に治せるものではありません。
年をとればとるほど、
ほぼ不可能になってくるでしょう。
ですから、
なにかそれを解消する方法を取り入れなければ、
良くなるはずはないのです。
それに、仮に良くなったとしても、
同じことを続けたまま、
解消法も取り入れないのでは、
すぐに元に戻ってしまうのは当然なのです。
固めたものは、緩める動きを取り入れなければ、
いっそう固くなり続ける。
動脈硬化なんて、この典型です。
もし、①を真剣にやれば、
若いころよりも今の方が健康だと言えるほどの状態を作れます。
現に、そういう患者さんがたくさんいますよ。
若かったころより若いと(笑)
②は、現状維持には少々足りないくらいです。
それ以上を希望しないのなら、いいのだと思います。
③は問題ありません。
痛みがそんなに無いことで普段が気持ちよくすごせているのなら、
それはそれでOKだと思います。
だって、一番体に悪いのは、『心配』なのですから。
少々痛いくらい全く気にしないという方が、
ある意味で健康な方が多い。
でも、少々でも内心気にしているのなら、
これじゃダメですね(笑)
私には、「ぜったい来てください」
などと言うことはできません。
どの道を選ぶかは、患者さんなんですよね。
私は、健康で、痛くもない生活が送れるのに、
どうしてやらないのかが不思議なんです(笑)
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