みんなそれぞれ、『よかれ』があります。
「よかれと思って〇〇した」 とか・・・
本当は『よかれ』は人それぞれ違っていて、相手にとって時に苦しいものになってしまいます。
たとえ親子でも、夫婦でも、兄弟でも、みんなそれぞれ違う器を持っているんです。
だから、お互いが分かり合うというのは、とても大変な事です。
他人には自分のよかれをおしつけないようにできるのに、家族には愛情が深い分、難しい。
いつの間にか子供に無理におしつけたり、自分の事を分かってくれないっ!と夫婦喧嘩をしたり・・・
そして、自分の当たり前が相手を苦しませていることに気づかずにすごしているんだと思います。
いい意味のあきらめは大切です。
嫌いなものは好きにはなれないし、
ガマンと努力の限界もそれぞれ違うし、
ガマンと努力から得るものもそれぞれ違うし・・・
どうして私を理解してくれないのかと悩む側も、どうしてできないのか、自分はダメなやつなのかと悩む側も心は痛みます。
親子・家族とはいえ、「自分とは違うものを持っている」ということを心に留めて生きて行くことは、とても大切なことです。
そして、それを知ると、何かが変わると思います。
もちろん、必要な『よかれ』はたくさんあって、だから学ぶ事ができたり、気づく事ができたりするのだと思います。
人はそれぞれの器が違うから、磨き方も注ぐものも違うんです。
キラキラした器の人・・・
使えば使うほど味が出る器の人・・・
大きい器の人・・・
傷つきやすい器の人・・・
壊れやすいけどすぐにまた作れる器の人・・・
・・・・
自分はどんな器を持っているのか、自分が一番よくわかっているようで、わからなない。
オンリーワンとは言うけれど、どこがオンリーワンなのかわからない。
器に何を注げばいいのかわからない。
どうやって磨けばいいのかわからない。
器がいっぱいになって、あふれそうになって、必要なものを注ぐ場所がなくなって、どうすればよいのか分からず悩み苦しんでいる人はたくさんいると思います。
たくさんの人に自分と人の器は違うのだということを知ってもらい。
そして、『自分の器の磨き方』を知ってもらいたい。