母が倒れた怒涛の5月が過ぎ、もうひと月経つんですね。
現在の母は転医し、リハビリに専念する日々となっております。
しゃべりはほぼ普通に戻りました。
意志の疎通を図れるのは有難いことです。
ただ、まだほんのりぼーっとするような様子があります。
回線速度がほんの少し遅くなったと言えば分かりやすいのだろうか。。
脳内出血で破壊された脳細胞は二度と元には戻らないそうなので、
代わりに周囲の脳細胞に一層頑張っていただくしかない。
そのためのリハビリです。
今回のことがあって、母に変化がありました。
もちろん病状という点での変化もありますが、
負の感情を表に出すようになった。
嫌な感じの「負」ではなく、「寂しい」「悲しい」を表に出すようになりました。
今までの母はそこらへんの感情を表に出すことはありませんでした。
加えて言葉に発するなんてことは決してありませんでした。
リハビリに専念するための転医時、久々父母私の3人で、対面して長々と話ができました。
半日ほどかけて一通りの手続き等々を終え、では帰りますか。となった時、
「今日はありがとう。お疲れ様^^ 次はいつ来るの?」という母の問いに
父は半瞬止まって
父「次は退院の時になるかな。ほら、この間の入院時と同じで、
コロナの関係で面会できないんだ」
と答える。その言葉に母はあからさまに残念そうな顔をした。
母「。。そぉ。。そうなの。。寂しいわね。また近いうちに会いたいわ。。」
これまでの母では考えられなかったことですが、
我慢してたんだろうなと、改めて思いました。
父はそんな母の様子も相まって、
父「早く家に帰してやりたいんだ」と言う。
父は自分が母の世話をしたいと。
私はそこに一抹の不安を覚えている。
「でもね、うちには(介護の)専門家はいないんだよ。もっと母が自分で動けるように
なってからじゃないと、自宅にいるのはケガのリスクも負うことになる」
自宅はバリアフリーだからそこらへんはクリアしてるとは言え、
やはり体の不自由な方にとっては危険がいっぱいだと思う。
加えて自宅に戻ってきたら、やはり母は主婦として動こうとするだろう。
それも危険だし、そこでできない自分と向き合って
精神的なダメージを負うのではないかと。。それも心配している。
まぁ。。。心配してもキリがないとも思っているんだけど。。
最終的には父と母が決めることではあるが。。。