2021.03.31 FBに投稿した記事です。

 

 

 

 

 

 

旧友との再会

先日、3月20日 DRAGONGATEさんの赤磐市大会において、旧友のウルティモ・ドラゴン選手と久々の再会が叶いました。

彼に会うのは 2017年4月28日の全日本プロレス岡山大会以来、約4年ぶり。

ほんの僅かな時間でしたが、お喋りを楽しみ、次の再会を約束し別れました。

さて、ウルティモ・ドラゴン選手ですが、旧友と軽々しく書くのは、申し訳くらいBIGで凄い方なのです。

プロレスラー養成学校「闘龍門 ULTIMO DRAGON GYM」の創始者で校長先生なのは、読者の皆様はよくご存知の事と思います。

今、どこのプロレス団体を見渡しても、彼のお弟子さんが数名はトップ戦線で活躍されてます。

現在、プロレスラーを夢に目指している若者は、やる気さえあれば、例え身長が低くても、比較的容易にプロレスの世界に入る事が可能な時代です。

これも、彼がメキシコにプロレスラー養成学校を設立した以後の事です。

現在ブレイクしているプロレス興業スタイルの原型を作り上げたと言っても決して過言ではありません。

こんなにもBIGな存在になったウルティモ・ドラゴン選手ですが、素顔の彼は、昔と変わらず、頭の低い礼儀正しい好青年のまんまです。

マスクマンの素性に触れないのが、同業者としてのエチケットなのですが、選手プロフィールにも公開されているのでいいかな。

彼の名前は「浅井 嘉浩」。

新日本プロレスの練習生を経験し、デビューした選手としては、私と同期の弟弟子、飯塚選手の下、次の年代の 鈴木みのる 選手より前の入門順になります。

短い期間ではありますが、合宿所で同じ釜の飯を食い、道場で汗を流した仲間でした。

浅井君と初めての出会った日の事は忘れてしまったのですが、彼が高校在学中か、卒業してあまり経っていない頃です。

彼も将来プロレスラーへの夢を抱き目指していました。

当時のプロレス団体は、どこの団体も身長 180 cm 以上という規定があり、170 cm台前半の私は、新日本プロレスに入門するまで随分と回り道をし苦労しました。

浅井君の身長も私と大差なく170 cm台前半。

自分と大差ないサイズで入門を果たしていた私を見てだと思いますが、ある日私に声をかけてきました。


彼も入門規定に満たない体のサイズで悩んでいました。

彼は名古屋出身なのですが、名古屋泊まりの時などは、宿泊先のホテルの私に、ちょくちょく相談に訪れるようになりました。

「体が小さくても、これだけは絶対に負けないってモノを身につけなさい」、それから、「プロレス団体の関係者と親しい人を探して、プロレスラーへの熱意をアピールしなさい」って、こんな内容だったかなあ。

「そうじゃなかったら、自分で調べて海外でプロレスラーになるしか方法ないよ」って。

ありきたりのアドバイスかしてあげられなかったと思います。

それからしばらくして彼は上京し、アルバイトしながら渋谷の日本ボディビルセンターに、トレーニングに通いはじめます。

新日本プロレスの山本小鉄さんと親交のあったボディビルセンターの会長さんに頼みこんで、山本小鉄さんを紹介してもらって、熱意を受け止めてくれた山本小鉄さんのご好意で、ようやく新日本プロレスの練習生になれました。

しかし、この時はまだ正式な練習生ではなく、道場での練習だけが許可され、月給もありませんでした。

当時の新日本プロレスの練習生は、全寮制だったのですが、正式入門ではないにしても、外で仕事をしながら通いの練習生というのは前例のないスタイルでした。

それから少しして、彼はようやく正式な練習生となり合宿所入りするのですが、会社が練習生契約を更新する事がなく、新日本プロレスを去る事になります。

しかし山本小鉄さんは、浅井君のプロレスへの熱意を見捨てることはありませんでした。

この同じ頃、ジャパン女子プロレスという新しい団体が出来たばかりで、山本小鉄さんは、ジャパン女子プロレスの選手育成のコーチも引き受けられていました。

新日本プロレスの合宿所入を去った浅井君は、山本小鉄さんと一緒にコーチのお手伝いをしながら、自分も選手デビューを目指してトレーニングを続けていました。

そして長い回り道を経て、1987年5月にメキシコでようやく選手デビューの夢を掴みとりました。

デビュー後の浅井選手、ウルティモ・ドラゴン選手の大躍進ロードについては、読者の皆様はよくご存知だと思います。

長くなりました。

これからのウルティモ・ドラゴン選手の活躍も応援していきたいと思っています!。

ではまた!(^^)!。


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