題名の通り、自分は自分を偽って生きてきました。



というよりも、生きることとは自分を偽って生きることが当然と子供の頃は思っていたと考えています。偽ることが普通で、何かを表現する時には自分が本当に思っていることを言ってはならない、物心着いた時にはこれが当然のことと思っていたような気がします。今でもこの癖は治っておらず本音を言おうとするととても怖いし、どうしても言えない自分がいます。



ある時、なんでなんだろう?どうして自分のしたいことを、本当に思っていることを言ってはいけないんだろう?周りの人は本音で話しているのになんで自分だけ本当に思っていることを言ってはいけないんだろう?自分はそんな他人より劣っているから言ってはいけないのか?という疑問が湧いてきたことがあります。でもその時にはその生き方が当たり前のようになってしまっていてそのまま今まできてしまったような気がします。



こうやって思いついた時に文章にすることで昔辛かったことや、今こんな風になってしまった理由など、思い出そうと思っても思い出せないことを記録できてとてもいいことのように思う。だから今からどうすればいいんだという解決までにはいきませんが。



こうやって思い出すと当時とっても辛かったことを思い出します。小さな自分が心の中で声も出せず、出すことも許されず、泣くことも許されず、心の中で泣いている自分の子供の姿が思い出されると、どんな時でも人前でも唇が歪むほど涙が止まらない。本当に本当に辛い子供時代を過ごしてきたんだなって感じます。本当にうちの母親は良い仮面を被った本物の鬼だったんだと今になって思います。周りは全く気付かずわからないから一番タチが悪い。



今も涙が止まらない…小さな頃の自分は、ホントに我慢してよく耐えてきたよな!偉いよ!ギュッと抱きしめてあげるよ…今はこうやって自分で自分を癒すことしかできない。仮にそんな人が子供時代に1人でもいてくれたら全然違う人生になっていたかもしれません。こんなに苦しまなくてもよかったのかもしれない。