細切れの時間で投稿しているので、間延びしてしまっております。申し訳ございません。

 

神戸へ向かう新快速まで30分ほどありますので久しぶりにまともに文章を記載できそうです。

(いつもはスマホで電車の移動時間で投稿しています。)

 

ここ数回までのブログでは推薦入試に関して、

・西宮の私学・・・まどろっこしいですね。KGの評定平均が4.2以上であったこと

・神戸大学の評定平均が4.0以上であったこと

・大阪大学には評定平均が受験の要件になっていないこと

を記載しました。

 

ここでこの評定平均というモノについて考えてみたいのです。

 

大学の推薦入試で使用する評定平均は(受験科目ではなく)高校の全科目の評定の平均です。

つまり、体育も保険も美術も音楽も・・・・。

 

評定というモノはテストの結果だけでなく、出席、授業態度、提出物などを総合的に判断して、その科目の先生が決めるものです。

 

私が高校生の時・・・(う~ん、30年以上前!)を思い出しても、好きな先生、嫌いな先生、何を言っているのかさっぱり分からない先生、特に印象のないような先生、殴ったろかと思うような・・・(以下自粛(笑))、様々な先生が居ました。

その先生方の評価=が評定です。

 

そして、以前にも記載しましたが、灘の評定平均4.0とボーダーフリーの高校の評定平均4.0を比べても全く意味がありません。

 

さらに、娘の学校では、数学が文理混成クラスでした。文系の娘ちゃん、かわいそうにどれだけお勉強をしても理系の子に勝てません。ですからその科目は基本的に理系の子の方が評定が高くなります。

 

そして、学校によっては文系に数学Ⅲの授業をするところもあります。

理系の子は受験科目ですが、文系の子は受験科目ではないのでモチベーションが維持できません。

いや、寧ろ受験勉強の邪魔としか考えてないはずです。

それでも、評定はつきますし、もちろん評定平均に影響が及びます。

 

学校の先生も人ですから、必ず生徒の好き嫌いはあると思います。私も大学や専門学校の講師をしていますが、期末試験の採点に公平性を維持するように努力はしていますが、100%かと言われるとゴメンナサイとしかいえません。

 

以上をまとめると評定(平均)というのは以下のような特徴があります。

・必ずしも客観的・公平なモノではなく、教師の主観が少なからず入るもの

・学力だけでなく出席や授業態度や提出物などに影響を受けるもの

・例えば同じ評定4.0という数字でも、高校の偏差値によって(灘とボーダーフリー校)で比較できないもの

・受験科目とは関係ない科目(美術、音楽、書道、データサイエンスなど)も含まれるもの

 

大学入試が私学だけでなく国公立も推薦の比重が大きくなってきています。

特に西宮の私学、まどろっこしいですよね。KGは推薦学院大学と揶揄されているほどです。

 

中学受験ブログで敢えて大学入試のことを記載した理由をお分かりいただけましたでしょうか。

もうすぐ新快速が来ますので、そろそろまとめと言いますか、私が主張したいことを記載します。

 

中学受験の志望校を決定するにあたり、保護者さまには(特に6年生のお母様お父様には)大学受験の現状を把握したうえで

お子様に対峙していただきたいのです。

 

私が個別指導をさせてもらっているお子様の保護者さまには、

例えば灘がだめだったときに、東大寺なのか洛南なのか西大和なのかそれとも洛星なのか須磨学なのか?

例えば神戸女学院がだめだったとときに、・・・。

というお話しを最近の大学入試事情を踏まえてお伝えしています。

 

あくまでも私はお子様の第一志望のバックアップが中心ですが、試験はミズモノです。当日何が起こるかわかりません。

第一志望が残念であった場合でも、その子の個性に合った中学校に行って欲しいと、娘の大学入試を終えて強く思うようになりました。

 

第一志望はその子が行きたいと熱望する学校。

 

多分、そのような熱望する学校がある子は、第二志望以下(滑り止め校や併願パターン)を真面目に考えません。いや、考えられないと思うのです。私の経験則ですが。

 

そこを考えてあげてお子様に情報提供してあげるのが、この時期の保護者さまに私からお願いしたいことです。

 

おっと、新快速。