今日は2017年になって2回目のママの日。
朝から3組の親子の方々が利用してくださいました。
昨年の10月に初めてママの日を開催しましたが、今回でなんと、7回目。
今日は2回目のご利用のお客様もいらっしゃってくださいました。
嬉しいです、素直に。
「また行きたい」を親、子共に感じていただけたことが何よりうれしい。
『そもそも、なんでママの日を始めたのか。』
そんなところからお話しさせていただくと、
わたしが美容師としてのフィールドを札幌にうつして、もうすぐ5年半になります。
初めて担当させていただいたときは、
わたしも、お客様も「5歳」若かったんです。
共に5年の月日を重ねたわけなんですが、
【5年】で人って変わります。
性格とか人間性ももちろんですが、《生きている環境》がガラッと変わることが多い。
とくに女性の場合、
- 結婚
- 出産
と大きな岐路がやって来ますし、
2つ一気にやって来る方もいらっしゃいますね。
わたしも27歳の時に札幌に戻り美容師を続けて、
今年で33歳になります。
この5年半の間に、結婚をして、子供を授かり、5月には1児の父親になるわけなんですが(公に発表するのは実は初めてです。)、
この年代のお客様を担当させていただくことが、非常に多い中で、
今まで妥協せずにしてきた《サロン選び》の幅が狭まっていくことがなにより悲しかったんです。
本当に行きたい美容室に行けなくなってしまった方をたくさん見てきました。
さすがに子供は連れて行けない、と。
なぜ?と尋ねると、
「泣いてしまうと周囲に迷惑がかかってしまう」
これが、圧倒的多数のリアクション。
ごもっともです。わたしでもそう考えますし。
日本人らしいというか、気を使ってしまうんです。
せっかく通いなれたサロンを見つけたのに、また新しいサロンを探さなくてはならない。
新しいサロンにいくことは、お客様にとっては期待と不安の両面を擁するストレスとの戦いでもあると、わたしは感じているんですね。
中心部に出ていきたいけど、いろんなことを考慮して、家の近くで済ませよう。
この判断に正誤はありませんが、妥協してしまっては、心の満足からくる美しさは、やはり低下してしまうと思うんです。
そこで、
『ママたちが安心して通えるそんなサロンを目指したい』
そんな気持ちで始めたママの日です。
この日はママだけがサロンを利用できる環境となっており、資格を持った現場経験のある保育士がサロン空間を管理しているので、安心して美容室の時間を過ごしていただけます。
泣いたって騒いだって、そんな元気な子供たちに対して嫌な顔をする環境は ivory にはありません。
それが子供の成長につながることもあるかもしれないですよね。
前回のママの日に、わたしの姪っ子も初めてきてくれました。
サロンまでの道のりは、ママとお子様にとって決して短くはないようですね。
札幌市内に住んでいるのですが、1時間半前に家を出てくれたそうです。
抱き上げて大人の足で歩く方が、絶対に早いし効率がいいのに、姪っ子の『歩きたい!』の気持ちに応えて一緒に歩くママの大変さにも気づけた日でした。
前々から「ママの日に来てみたら?」と提案していたのですが、「ほんとうに迷惑をかけると思うので、どうにか預けてサロンに行きます!」と遠慮していただいてたのです。
ほんとうにうちの子は泣いたら激しいし、めちゃくちゃになりますよ。笑
これが遠慮してくれていた1番の理由でした。
実際にサロンに来てみたら、大人しいんですよね、とても。
はたから見ても素直で言うことの聞けるいい子。
ママから離れる時も、泣き言ひとつ言わず、すんなりギッズスペースに入り、おもちゃで遊んでくれていました。
ママの施術はカットとパーマ。
だいたい2時間くらいですが、
気になるときに自由に席を立ち、お子様の様子を見に行っていただいたりします。
とにかくストレスを感じない時間を過ごしていただきたいからです。
途中泣いたりすることもありますが、
わたしが、「泣かせでおいて大丈夫です!」なんて言ったりします。
子供が泣いても大丈夫な日なので。
そんなこんなで施術が終わり、
ママがギッズスペースにお迎えに。
久しぶりにママと目があって、
ここで一番の号泣。
ママがいなくても大丈夫だよ!ってがんばった分、
安心して涙がとまらなくなったんだろうな、と。
ママが思うほど子供は弱くないんだな、と感じました。
こうやって親子で成長していけたら子育ても楽しいだろうなー。
子供を信じてあげるママの目も、何も考えてないようでしっかり考えている子供の目も、両方をこれからも見守っていけるサロンでありたいと感じられる日なので、わたしは今後もママの日を続けていきたいですね。
来月2月は、7(火)と21(火)の2日間の開催です。
ご予約は、サロンに直接お電話いただくか、Facebookからのお問い合わせがスムーズです。
多くのママとお子様の笑顔や泣き顔にお会いできるのを、これから楽しみにしております。