義理の母 #11 夫の気持ち | 晩婚・出産直後に癌!・育児&キャリア・資産形成 〜自分らしく自由に生きる〜

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2歳娘・夫・犬3匹・鳥一羽と、郊外のマイホームで暮らす。
仕事復帰目前で子宮体癌が発覚。術後後遺症に悩みながらの闘病生活(現在経過観察中)、趣味、育児、貯蓄、現在は名ばかり部長職を務めながら新たな道を模索中!

の続き


義理の母#11

*****

 

私と夫が東京に戻ってから、

次の抗がん剤治療までの間、

ライングループを作って連絡を取り合う事になりましたウインク

 

6月24日以降、

毎日伯母さんが様子を見に行って、

連絡をしてくれるので安心おねがい

 👇


火曜日

「今日は、カボチャのスープ完食。

 みかんも2個食べてた」

 

水曜日

「ぼた餅と大福1個食べたよ。

 ベッドメークして、薬飲ませて帰って来たよー」

 

木曜日

「今日はカボチャポタージュ、完食してた。

 薬飲ませて帰って来て一杯中!」

 

「明日から抗がん剤治療できるかな・・?」

 

金曜日

「お昼に救急車で搬送しました!痛みが凄く、

 今日の抗がん剤中止しました。

 少し入院して緩和ケアかな」

 

えーんえーんえーん

 

「波があるけど、昨日は元気だった。

 先生からホスピス勧められた。

 来週中に話あるかな」

 

「お尻清拭したら、皮膚に転移ただれて、涙でたよ」

 

「毎日見てるのが辛いわぐすん

 

「全くNは何してんだか!」

 

Nとは、夫の弟で、

お母さんが住んでいる街からは、

車で3時間の距離に住んでいます。

しかしながら、一回も見舞いに来ないし、

面倒を看てくれてる伯母さんに

ありがとうの連絡もないのです・・・

 

 

土曜日

「病院行って来たー。

 字を忘れて書けなくなったって!

 病院提出の書類書いてもらいたいって!

 頓服2倍になりました!

 笑顔でおしゃべりしてた!

 帰って、泣いています」

 

えーんえーんえーん

 

日曜日

「病院から帰って来ました。

 担当の先生から、もう治療できないと!

 緩和ケアに移行すると言われても、

 本人、緩和ケア、ホスピスが解らないみたい。

 動揺してたけど・・・」

 

「いろんな事わからなくなってる。

 入れ歯入れてご飯食べれたら元気になるわって!

 尾てい骨の所も、痛そうだから、

 寝てるだけでも辛いと思うよ!」

 

「褥瘡じゃなくて、皮膚の転移でただれてる。

 裸足のゲンみたい。

 ゴメン。辛いと思うけど、うんちちびって、

 お尻清拭したら、尾てい骨の所ただれて、泣いた!

 冷たいと思われても良い!

 楽にさせてあげたい!

 ゴメンね」

 

えーんえーんえーん

 

 

月曜日

「今日も、病院行って来た!

 ショックで涙とまらず・・・

 先生から呼び出しあって、行って来た」

 

「Nから電話あったよ。ようやく。

 Mから連絡きたからって。ばっかだよね!」

 

Mは、夫の妹29くらい?、Nは夫の弟31、2くらい?

 

 

火曜日

「今日も、病院行って来ました!

 口あけて寝てた。

 ぼた餅食べたいって」

 

 

水曜日

「今日も病院行って来た!

 ヨーグルト食べたいって。

 ぼた餅2個は完食してた!

 病院だから、安心してます」

 

 

木曜日

「入れ歯入れてご飯食べれたら元気になって、

 退院するって!

 薬のせいか、ハイなんだよね。

 このまま痛まず、毎日過ごしてほしい」

 

 

金曜日

「入れ歯入れたら、ご飯食べて元気になると!

 入れ歯持って行きました!

 木曜日ホスピスの方と面談します」

 

「毎日少しずつハイになってるわ。

 覚悟だけ、しておいて。」

 

「頓服2倍だから、痛くない様だけど、

 血尿、下血してるから、辛いと思うけど、ハイだよ!

 入れ歯入れてご飯食べるって!」

 

 

転がる様に過ぎていく日々・・・えーん

7月12日、ホスピスへの入院が決まりました。

 

 

ショボーン「今週の3連休、

 もしかしたら話ができる状態の

 お母さんに会えるのは、

 今回が最後かもしれない」

 

という私に、夫は

 

ニコ「・・・・」

 

 

夫とお母さん・・・キョロキョロ

お母さんはバツ2で、

夫が小さな頃に夫のお父さんとは離婚びっくり

 

継父(弟と妹の父親)が意地悪な人で、

連れ子の夫はいじめられて、

伯母さんちに出入りしてた事があったとかショボーン

 

 

だから、伯母さんの息子の従兄弟とは、

むしろ年の離れた弟妹よりずっと近くにいて、

兄弟みたいに育ったんだとかキョロキョロ

 

 

私の知らない夫の苦労があったのでしょうね・・・ショボーン

夜逃げした記憶が、

5歳とかそれぐらいの歳の頃にあったそうで・・・

でも、何から逃げたのか覚えていなくて、

伯母さんとお祖父ちゃんが夜中に迎えにきて、

そのまま伯母さんの家がある

田舎へ連れて行かれたそうで・・・びっくり

 

 

ショボーン「別に会いに行かなくても、

  冷たい人とか思わないし、

  ただ、もしかしたら、

  本当に話ができる状態で会えるのは

  この連休が最後だと思うのね。

  もちろん、会いに行かないって結論なら、

  それで構わないし、

  どうしたいか、正直な気持ちを教えてくれる?」

 

と私は夫に聞きました。 

 

ニコ「うーん。やっぱり最後に

  会っておきたいという気持ちがある。

  けど一人で行くのは怖いから、

  一緒に行ってくれる?」

 

 

と、夫が言いました。

 

ショボーン「うん。私は仕事があるから、 

  日帰りになっちゃうけど、いいかな?」

 

ニコ「うん。いい」

 

 

という事で、急遽飛行機を予約、

7月の3連休の真ん中に、

会いに行くことになりました。

 

 

その頃には、お母さんはホスピスに居るのです。

 

 

義理の母  #12へ続く