日本の皆様おはようございます。
AKIRAの作品製作は妻にも狂気の沙汰で、現在、小休止中です。
題にはヴェネツィアングラスと記しましたが、きっと、どこの街で製作してもAKIRAの作品製作は細かく、かつ、頭を使わないとできませんので狂気の沙汰となるでしょう。
ソフィアが提案した作品は多数あり、現在、私が濃淡のコントラストがほとんど無い、AKIRAが引いたガラス棒の素材を拡大鏡を使い、種類別に分けております。
他のガラス作家さんのガラス棒などの素材作りであれば、最初から種類別にして冷却釜に保管できると思いますが、ヴェネツィアンガラス工房は商品を作るところですので、AKIRAの作品用のために広いスペースを確保できません。工房全てのグループで作った商品を徐々に冷ます釜ですから、AKIRAのグループで使用するのも限られたスペースで、種類別にガラス棒を引いても一緒にされてしまうのです。
作品製作の際は、AKIRAはAKIRAしかできない作業がありますので、そちらに集中してもらい、工房のアシスタントには任せられない他の作業を妻の私が、AKIRAが仕事に行っている間にしております。
さて、仕分けが終わると、このガラス棒をAKIRAが工房の道具(機械ではありません手作業です)を使って輪切りにし、一粒一粒のムッリーネ(金太郎飴のようなもの)にしますが、裏表があるのでそれを見分けるのも、このコントラストのない素材では大変時間のかかる作業となるでしょう。
AKIRAと私だけでは、種類の見分けが困難で、大変な作業になるとわかりきっている配色には絶対にしないところですが、ソフィアが是非にというのであれば、このような狂気の沙汰でも挑戦できるのは、私たちの経験となりいいことのはずと、現在、自分に言い聞かせ気持ちを奮い立たせております。
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追記:先週のことですが、同じ様な作業で先にできた作品は3点、ミラノのソフィアのもとに発送いたしました。作品は写真撮影され、今月出展する展示会場へ運ばれます。