生前、祖母の玄関先にあった鉢植えのサボテン。
他界してから叔母が直植えにして、こんなに大きくなり30年以上根付いている。
昨年、この花が満開の頃は父が大変だった。
外出先で転倒が続き、救急隊から電話が入る度あちこちの病院へ迎えに行っていた。
買ってあげた「天使の杖」を使ったのは2回だけ。
実家の玄関で埃がかぶっています。
毎回「杖を持って出掛けなさいョ」「年寄り臭いから持ちたくない」と帰りのタクシーでの会話。
弱くなった足が本当に情けないと…
歳を取ることがとても悔しそうでした。
旅立って半年。
あの世ではちゃんと歩けているのかしら?