今年のお正月は雪もなく 気温も高め。

本来なら晴れやかな気持ちで

深呼吸のひとつもしたいところだけど

実際は胸に砂がずっしりと

溜まっているようで

気持ちの重たい

新年の幕開けとなりました。


1月1日元旦の昼下がり、

初詣から帰宅し

「今日は一粒万倍日+天赦日!」

ということで、まずは

手帳に今年の目標を書き連ねよう…

と思っていた矢先のことでした。


たまたまリビングに家族3人が

揃っていた時間にいきなりの大きな揺れ。

地震でした。


これまでに経験したことのないような

強い揺れ、そして時間が長い。

これは家が壊れてしまう?

と本気で思いました。


あちこちで物が落ちる音がし、

3人顔を付き合わせたまま、

全く動けず…。

愛犬はブルブル震えています。


あっという間にテレビは全チャンネルで

地震の報道を始めていました。


そして頻繁になる大きなアラート音。

まずメンタルが持っていかれます。


テレビではどの局でも

「命を守る行動を!」

と連呼していて、

危機感をあおり、

それがかえって恐怖を増長させる。

「落ち着いて!」

って叫ぶアナウンサーの声に

かえってオロオロと焦る。


そしてめちゃめちゃいま危険なんだ!

と分かっていてもなかなか動けない。

テレビとスマホを交互に見ながら

時折おこる余震にビクビク。

動悸も止まらなかった。


次に大きなのがきたら

外にでよう!と家族で話し

アラート音と共にダウンを羽織り身構えたけど

幸い揺れは小さかった。

その間も能登のほうは大きな揺れが

何度も何度も襲ってきていました。


津波の心配も大きく

海の近くに住まわれている方は

生きた心地がしなかったことだろう。


余震、テレビやスマホの

すざましいアラート音。

窓ガラスのガタガタとなる音。

1人の時でなかったのは

心強かった。

一人暮らしの義母や実母は

さぞかし怖かったと思う。


人生何が起きるか分からない…

ってよく言うけど、

ほんとにその通り。


大晦日はSnowManのYouTubeでの

ライブ映像を観て

めっちゃ良かった~っ!

と幸せ気分で眠りについた。

こんな何気ない日常が2024年も

続くのが当たり前…

に思ってた。


でも自然は厳しく残酷で

一瞬にして色んなものを呑み込んでしまう。


こんな時に、サプリだ、蜂蜜だ、

なんて言ってられない。

薬を飲んででも強く

立っていなくてはならない。


今も被災して辛い時間を

送っている方が多い。


こんな時にテレビ見てていいの?とか

電気毛布にくるまっていていいの?とか

罪悪感も出たり、気持ちの整理が

なかなかつかない。

今日もヘリが四六時中飛び、

低空飛行なのか窓ガラスが揺れて

地震か?と錯覚してしまう非日常感。


次男は輪島の火事映像を見て

「戦争の後みたい…」

と呟いていた。

確かに実際に外に聞こえている

ヘリの音も合わさって

本当に戦時下のようだ。

まさかこんなことになっているなんて。

日に日に被害が明らかになってきている。


着の身着のままで被災した人たちは

途方に暮れているだろう。

頑丈に思えるビルまで倒壊するとは…。


1月4日の今日になっても

まだ救出作業が難航し

被災地に水や食料も

十分に行き渡っていないという。

世の中どんどん便利になってきていて

近未来化してきているのに

自然の前では無力なんですね。


これ以上の被害が出ませんように。

どうか早く被災地のライフラインが

復旧しますように。

1日も早く温かいお布団で

休める日がきますように。 

願ってやみません。