映画『メイズランナー』のDVDを見て感じたことを書いてみます。
映画館には、3回位行ったかな?
『メイズランナー2』も最近やっていましたね。
続編が楽しみです。
さて、『メイズランナー』を見ていて思うのは…
これは、コンフォートゾーンから出る話だなぁということ。
*コンフォートゾーン=セルフ・イメージによって決められる、その人にとって心地が良い領域のこと。
人は、コンフォートゾーンを保とうとし、セルフ・イメージが崩れることを避けるもので…セルフ・イメージに合致することに取り組みます。
コンフォートゾーンから外れると感じた人は、落ち着かない気持ちになり…失敗することも多くなります。
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ここからは、『メイズランナー』を見たことのある方にお話ししていきます。
なぜなら、ネタバレだらけなので(>_<)!
まだご覧になっていない方は、先にDVDを見てから、この先を読まれるといいかなと思います。
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主人公のトーマスが登場する場面から始まります。
いきなり、檻なのか何なのか解らない場面で、助けを呼んでいるトーマス。
檻が上に昇り、停止すると、見知らぬ男達に囲まれて『新入り』と呼ばれ…
思わず走って逃げるが転んでしまう…
起き上がって改めて周りを見てみると、そこは壁に囲まれた世界だった。
男達のリーダーであるアルビーになだめられ、その世界でのルールなどを説明されるけれど、トーマスは自分の名前さえも思い出せない記憶喪失の状態。
様々な出来事があり、名前だけは思い出すが、そこで何をどうしたらいいのかは解らず、言われたことをしていく。
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森に入った時に、グリーバーに刺された男から襲われ…
トーマスは助けてはもらえたけれど、その男は、『チェンジ』と呼ばれる脳が侵される感染症にかかっているため、その世界から追放される。
その追放の仕方は、朝には開き、夕方には閉じる『動く壁』の向こうへ追いやること。
壁の向こうには、グリーバーがいて…
壁の向こうから生きては戻れないという。
壁の向こうには、『ランナー』と呼ばれる足の速いメンバーだけが、壁の向こうにある『迷路』を解読するための調査で行ける場所なのだけど、『動く壁』が閉じる前には帰ってこなければならない。
次の日、その追いやった男がどうなったのかを見に行くために、リーダーのアルビーとランナーが壁の向こうに行く…
夕方、『動く壁』が閉じる前に帰って来ないことを、トーマスは気にするのだけど、アルビーがいない時のリーダーであるニュートは、『必ず帰ってくる』と言い切る。
アルビーへの絶大なる信頼があるので、そう言うのでしょう。
探しに行こうと提案しても、ルール違反だからと咎められる。
『これ以上の犠牲は増やしたくない。』とのことで…
『動く壁』が閉じようとしている時に、皆が帰って来るかどうかを見守る中、ランナーのミンホが、アルビーを引き摺りながら戻ろうとする姿が見える。
それを、男達は『早く戻れ!』と叫びながら見ているだけ。
『アルビーは置いて、自分だけでも戻って来い』と言うだけで、誰も動こうとしない。
なぜなら、ルールだから。
壁の向こうに行ってはならないから。
そのルールを守るために、彼等を助けることはしてはならない…
そんな時、『動く壁』が閉じる直前に、トーマスだけが走り出す。
ルールを破り、壁の向こうへ。
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ここまでの話の中で、感じたことは…
『コンフォートゾーンから出ること』に似ているなぁということ。
制限がある中で、仲間を助けるために咄嗟の判断で自ら行動することは、それまでそこにいた男達には出来なかったことだけど、トーマスにだけは出来た。
その【行動力】の違い。
壁の向こうへは行ってはいけないというルールだけでなく、『一晩壁の向こうにいて、生きて帰って来た者はいない』と聞いていても、仲間を助けるという行動に出れるのは…
トーマスの心の中で働いている『何か』があるからだと思うのです。
それは、勇気?
人を助けたいという気持ちとか、自分の身を危険にさらすことを厭わない思いかな。
そんな思いを持つものだけが、危険だといわれている場所にも飛び込んで行ける。
コンフォートゾーンから出る第一歩というのは、そういう感じだと思うのです。
続きます。