ヒーリングの流れでは、どんなことが起こるのかは予想がつかないものです。


それは、クライアント自身にも予想していなかったことが出てくることでもあるし、施術者側が、意図的に誘導して何かを起こすことではない部分で、大きく変容することの方が多くなるものだからです。


『内部表現の書き換え』というと、術者側の思う通りに操作するように感じるものだと思いますが、術者の世界を押し付けることではありません。




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『内部表現の書き換え』というのは…


苫米地博士の著書『  夢をかなえる洗脳力  』(アスコム  発行)から引用します。

****   引用開始  ****


P.233

  夢のために人を動かし、人を巻き込むには2つの方法しかありません。あなたが変わるか、相手が変わるかです。

  まずは、あなたが変わる方を見てみましょう。

  あなたが変わることで周りの人全てを巻き込む方法は、あなたが完全に我をなくせば、それで完成です。つまり、相手のやっていること全ては自分の望ましい事と思えれば、何もしなくても相手はあなたの思い通りです。

  もしこれができれば、あなたは絶対に誰にも負けません。
 
  例えば、あなたとAさんがそれぞれ、Bさんは自分の思い通りにコントロールしたいと思ったとします。AさんはBさんにいろいろな暗示をかけたり、エリクソン催眠を学んだりして、自分の思い通りにしようとします。でも、どんなにいろんな暗示をかけたり、エリクソン催眠を学んだりして、自分の思い通りにしようとします。でも、どんなにいろいろな技術を駆使しても、Bさんを100%意のままにコントロールすることは不可能です。Aさんは必ずどこかで「もうここでいいや」と諦めることになります。

  でもあなたは違います。Bさんのやること成すこと、すべてがあなたが望むこと、あなたの喜びなのですから、Bさんはすべてあなたの意のままに動いているのと同じことです。

  これが、100人が自分以外の99人の幸せを願うということです。100人全員が自分の我を消すことができれば、残りの99人の行動は全て自分が望むことなのですから、みんなうれしくて仕方がないわけです。

  こうなれば、人をコントロールすると言うこと自体が無意味です。そんなことをしなくても、みんなうれしくて仕方がないわけです。

  ただ望むだけで、何の技術取得も、何の努力もいらないのです。本来はこうなるべきだと思います。まずはこの大前提を押さえておいてください。そして、理想型はこれなのだとことあるごとに思い出してみてください。


内部表現を書き換えれば、相手はその通りに行動する


  相手の行動も全て自分が望むことだと思うというのは、言うは易く行うは難しではあります。なので、これができない、あるいは満足できないと言う人のために、次の方法も紹介します。第二の方法、相手が変わると言う方法です。

  大前提は、「Bさんがやること全てはあなたが望むことだと思う」でしたが、次の方法は「あなたが望むことをBさんもやりたいと思う」ようになればいいわけです。

  それには、Bさんの心の宇宙表現の中に、自分はこうあるべきだということを書き込むと言う作業をします。そして、その「こうあるべき」という現象の状態に対して、Bさんにプライミング、すなわちその状態に喜んで向かわせる仕掛けを働かせればいいのです。

  私たちはこれを「内部表現の書き換え」と呼んでいます。

  「内部表現」とは、脳内における世界と自我の表現を表す言葉です。脳内の神経という物理レベルの情報状態だけでなく、概念とか感情といった心理レベルでの表現も含まれます。
脳内で認識されるあらゆる情報と理解するとわかりやすいかもしれません。

  この内部情報は、外界と情報をやり取りしながらリアルタイム(神経伝達物質の物理的移動に要するタイムラグは除きます)で情報状態が更新されます。脳内における、自分自身を含めたあらゆる抽象度における世界のモデルが「内部表現」です。

  もし、Bさんの内部表現を書き換えることができればBさんは書き換えられた後の情報もリアルな世界として認識しますからあなたが書き換えた通りに行動することになります。

  別に特殊な事でも、摩訶不思議な技術でもありません。にたような事は多くの人がよくやっていることです。

  例えば会社の上司が部下の仕事のモチベーションを上げるために、「売り上げ目標を達成したら臨時ボーナスを出すぞ」などと言ったりします。実際にはこのように言葉で言ってしまうのは、内部表現の書き換えとは言わないのですが、あまり仕事をしない状態から仕事をするといいことがあるというプライミングによって、相手も自分の思うように動かすと言う点では同じです。

  言葉にするのがいけないと言うのは、言葉だと相手に対抗する余地を与えてしまうからです。言葉とは意識への働きかけなので、意識で対抗できてしまうのです。つまり、「上司はあんなこと言っているけど、どうせ大した金額は出ないんだから、真面目に頑張って働くのは馬鹿馬鹿しいや」とか「どうせがんばっても目標達成は無理だ。だったら、頑張るだけ無駄だよ」などと考える部下も出てくるかもしれないわけです。

  だから、本当の内部表現の書き換えは言語にせず、相手の無意識に書き込むようにします。無意識なら抵抗される事はありません。



****  引用終了  ****


  私がクライアントに対して行っている『内部表現の書き換え』は、この最後に出てきた『本当の内部表現の書き換え』です。

言語を介さないで書き換えていく方法であり、これが出来るようになるために、気功などのトレーニングをしてきました。





そして、私が『内部表現の書き換え』をする方向は、『クライアントが心身の健康バランスを取り戻す』という【生命の情報場】へ自力で向かうようにということです。


【生命の情報場】というのは、その人自身が持っている生きるエネルギーの満ち溢れた情報場。

生きるためのバランスが崩れてしまった時に、様々な症状が心にも身体にも現れてきます。

そのバランスが崩れてしまった根っこにアクセスして、あらゆる症状の出ている状態から、心身ともに健康な状態へと向かう方向を切り替えます。





その切り替えのポイントになるのが、『内部表現の書き換え』ということになります。


『内部表現の書き換え』によって向かう方向が変わるということで、内側からのエネルギーが溢れ出てきます。




故ルー・タイスがいつも話していたのは、

「重要で連続性のある変化はすべて内側で起こり外側へ広がっていく」

…ということ。



この内側の変化を促すには、いくつかのポイントがあります。





それは、
①脳の使い方、イメージの仕方
②情報身体を大きくする方法

















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