ゴール設定とか、
エフィカシーとか、
コーチングとか?

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「なりたい自分になる!!」

というのを、
自分のやりたい職業だとする。




「この仕事に就きたい!」と
それを目指す場合に、

確かに【エフィカシー】
というものは大切。

その仕事が出来る自分なのだと
そう思っているからこそ、
その仕事に必要なことを学べる。

私には出来そうもないと
最初から諦めていたら?

必要なことを学ぶことさえ
気後れしてしまって学べないか、

もしくは、
学ぶ内容がどんなものかさえ
見えないかもしれない。



*****

ふと思ったのです。


私は、
訪問医療マッサージをしていて
介護が必要な方々への
往診治療を行っております。

この仕事は、
元々、鍼灸マッサージ師の
国家資格を取得した当時には
聞いたこともなかった仕事。

この10年ちょっとで
一般的にも
知られるようになりましたが

まだ介護保険も無く、
鍼灸マッサージ師が
医療保険を使って
往診治療をするというパターンは、

私が鍼灸マッサージ師になった24年前は
考えてもいなかった仕事内容でした。



その私が、
この仕事をするようになったのは、

自分自身の祖母が
寝たきりになったことが
一番大きなきっかけでした。


祖母に喜んでもらえることが嬉しく、
もっと他の人達にも
喜んでいただけたらいいなぁと思い…


「この仕事をやろう!!」
と決めるのが先で、

その後に、様々なことを学びました。



まず、訪問医療マッサージについて。

医療保険の申請について。

在宅療養の方への治療方法について。



そして、
介護保険を使うわけではないけれど、

在宅療養の現場では
ケアマネージャーや、ヘルパー、
訪問看護士、理学療法士など
介護保険を使っている職業の方々と
お会いするから…

介護保険の知識もあった方が
何かと話が合うことが多いのです。


介護をしている方々に
的確なアドバイスをすることも出来たり

ケアマネージャーに
日々の変化をお知らせすることで、
「早く対応出来て助かりました!」
…など、情報の共有がしやすく
信頼関係をスムーズに
築いていけることがあるのです。



なので、日々の往診治療をしながら
介護保険の知識を身につけていき

介護についても学んだ方がいいので
ヘルパーの二級資格もとった。


リハビリに関しても
知っていた方がいいので
鍼灸マッサージ師が通う
機能訓練指導員の勉強会にも参加して
その認定資格も。



これら全てのことを学ぶことに対して、

want to~とか、
have to~とか?

…考えたことも無かった。


だって、
やりたい仕事をしていくための
【当たり前のこと】を学ぶのだから



そして、エフィカシー??

これも、自分にあるかどうかなんて
見る必要もない位、当たり前なこと。



『私は訪問医療マッサージをするための
エフィカシーがあります!!』とか

『エフィカシーが上がりました!』とか


…そんな風に考えるような
思考回路は無かった。


【なって当然!】という感じ。
…これが、本当のエフィカシーだと思う。

その仕事に就く自己評価?



私がやるのだから、やる。

…ただ、それだけであり



そのために必要なことを
後からでもどんどん獲得していくだけ。



ゴール設定して、
エフィカシーが上がっていれば
あとは先に進むときに
必要なモノが見えてくるから
ただそれを淡々とやるだけ。



一万時間やっているうちに、
プロになっていくから。




最初は、難病の方々の治療に
戸惑うことがあったり…

介護をしているご家族とのやりとりや
その他の在宅療養の現場での
アレコレに対して、
解らないことの方が多かった。

でも、様々な出来事を体験し、
解らないことは学び…と
繰り返していれば、
大抵のことには対応出来るようになった。




末期癌で、余命数日の方へ
どんなマッサージをしますか?


全身が硬直してしまい、
着替えや入浴に苦戦する方へ
どのようにマッサージしていき
その硬直をやめるように促しますか?


歩く時に足が上がらず、
バランスがとりにくくなっている方に
どんなアドバイスをして
どのような機能訓練をして
体軸を作り、楽に歩けるようにしますか?



私は、
この仕事を始めた当初は
知りませんでした。


でも、学んでいきました。

様々なタイプの方へ治療をして
教科書に書いてあることを
ただ知識として披露するのでは
使い物にならないのです。

書いてあることを実践することで
目の前の方々の治療が出来ます。



あ、話しが逸れてしまいました。



要するに、言いたいことは

一万時間やっていくうちに
プロフェッショナルになっていく
…ということ。



こんなこと、
どの職業でも同じだと思います。