とある親子のお話を、雑誌で読んだ。



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泳ぎが苦手な子供を連れて、
プールに行ったとき、

わが子が水を怖がり、
なかなかプールに入ろうとしない様子を見て

最初は、「大丈夫だよ^^」とか、
「ちょっとずつね^^」とか
暖かく見守っていた。


でも……
子供は、
なかなかプールに入ろうとしない。

手を引っ張っていき、
なんとかなだめすかして
入れようとするが、
足先をちょっと入れただけでも、
嫌な様子。

こころの中では、
「情けない。それでも男の子か??」
……と思う。


でも、それは口には出さずに、

「じゃあ、ママは勝手に泳いでいるから、
適当にしててね~」

……と、離れて泳ぎに行く。


心配で
遠くから子供の様子を見ている母親


子供からは、
母親の姿は見えないらしく

ちょっとずつプールに足を入れたり
出したりしている。



そのうち、頑張って腰まで入った。


少しすると、肩まで入っている。



でも、まだ
プールの淵につかまっている手は
放さない


それでも、手を動かして、
バチャバチャとやってみたり、

水しぶきが顔にかかっても
大丈夫な感じになってきている。



どうするのかな~
さっさと入っちゃえばいいのに~
……と思いながらも、
母親は、影から見守る。




しばらくすると、
プールの淵から手が離れる!!



「おお~!」と思うが、
すぐにまた掴まっちゃう^^;;;




もうしばらくすると
もうちょっと長い時間、
手を離せるようになり

ほんの数メートルだけど
プールの中を歩けるようになった。



そんなこんなを繰り返して

【自分のペース】で、
水に慣れていっている息子を見ていて

【我が子の本当のチカラ】
【可能性】が

沢山眠っていることに気付く母親



ある程度のところで、
わが子の前に行く。



「あら!すごいわね~!
もうこんなことが出来るようになったの?」



「うん!僕、がんばったよ^^」



「本当ね^^ がんばったのね^^」




……お子さんはニコニコで、

自分が達成できていることを
喜んでいました。




そのお母さんは、

「無理強いをせず、
途中で口出しをしないで
本当に良かった。」

……と、心から思ったそうです。



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このお話を、
長男がお腹にいるときに読んでいて

子育てにおいて
【その子自身のペース】で進むことを
見守っていこうと思ったものです。




果たして、
どこまで出来ているのか解りませんが、
今後も心がけていこうと思います。



だって……

一人ひとりの力は無限ですもんね!