私の母は、鍼灸の仕事をしていて、
口コミだけで予約がいっぱいになる治療院をやっています。
母に会ったことがある方には
雰囲気をわかってもらえると思いますが、
なんていうか、いつも愉しそうな人なのです。
そして、患者さんへの治療が好きで、
来院時とは別人のような雰囲気になっていく患者さんの様子を
毎日嬉しそうに見送っています。
今日、ふと、母の「人が好き♪」という雰囲気が
周りを明るくしているのが解った。
(なんで…今更…なのですが^^;;)
子供の頃から、
「母ってすごいな~」と感じていました。
なんか、場の空気がトゲトゲだったり、
痛く突き刺さるようなときに、
母の一言で場の空気が変わっちゃうのだ。
私は、場の空気を読んでは怖がる子供だった。
いつも、誰かが負の感情を抱いているのが怖かった。
ネガティブな感覚を感じるのがイヤで、
自分の感覚を麻痺させようと必死だった。
『どうか、私の目の前には怖い人が来ませんように…』
…と、いつも願っているのに、それは、叶わないものだった。
どこに行っても、ネガティブな感情は溢れていた。
当たり前ですよね^^;;
誰にだって、ネガティブな感情は起こるものなのだから。
子供だった私には、
世の中には【陰】も【陽】もあるとか、
だれにでもネガティブな感情も
ポジティブな感情もわくものだということを理解していなかったので
場の空気が悪いときは
泣きたくなり、その場にいることが怖くなった。
そんなときに、ウチの母が登場すると、
殆どの場合、場の空気が変わっていった。
母は、その場にいる人へ声をかけて、
明るく、気持ちの良い、穏やかな空気を作る。
その一言一言に、とがっていた空気が
なめらかで気持ちの良いものに変化していくのを
ず~っと体感していました。
母は、あきらかに攻撃を加えてきそうな人は
ちゃんと遠ざけるけれど、
殆どの場合、相手を受け入れる。
その様子を見ていた私は、
母のそばにいることで安心していた。
あまりにもネガティブな雰囲気がつよくて
怖いこともたまにあったけど…。。。
そして、
人が好きということは、自分を好きということ。
【ありのままの自分】を好きなことが、
周りの空気も綺麗にしていくんだな~と感じました。
エフィカシー(自己肯定感)を上げることから、
ポジティブな自分に生まれ変わっていけるということなのですね^^
あきら☆