昨日、母と一緒に気功の体操をしていて聞いた話。

あるテレビ番組で、
「犬と会話が出来る人」が出ていた。

そして、杉本あやさんが、
飼っている犬のことで相談をしていた。


「いつもオドオドしているのはどうしてなのか、
 もっと気楽にいてほしい。」

そんなような内容だったらしい。
(母も途中からその番組を見たので詳細は解らない)


そして、その犬に話しを聞いてみると

・以前、生んだ赤ちゃんが、どこかに連れて行かれてしまったこと

・その時に感じた思いをずっと抱えていること。
 (ふつうは、半年くらいで忘れるそうなのですが、
  このワンちゃんは記憶力がいいらしい。)

・あやさんの元に来る前には、苛められていたこと。
 またいついじめられるのだろうかと心配していたこと

・あやさんが、猫を2匹拾ってきて、その猫に
 「ここは安全な場所だよ」と教えてもらったこと。
 そのころに、少し気持ちが解けたそうです。



・今の心配は、
 「自分はいつまであやさんの手元にいられるのか」
  ということ。



・・・それを聞いて、あやさんは

「ずっといていいのよ!」と泣きながら抱きしめる。



その一瞬で、犬の心が解ける。

今まで振ったことのなかったシッポを振って。



犬も、すぐに解るのですね。

自分の心の奥底にある【恐怖心】を理解してくれて

安心させてくれる言葉をかけてくれる存在があることで
滞っていた心が解けていく。


その話を聞いていて、ナミダが溢れる。

人も、同じじゃないか。



安全な場所にいても、安心感を感じられずに

「自分はここにいつまで居られるのだろうか」
 と心配していたり

「いつか、この安全な場所はなくなってしまうのだろうか」
 と心配している。


『ここは安全な場所であり、
 あなたはいつでもここに居ていい。』

そのことが伝わらなくって、
安心感を感じられない人が多いのだと思う。

伝えることは、とても大事なことなのだと解った。

子供達に、伝えていこうと思った。