さて。
シャトレ劇場のオペラの合唱団に参加したり、ネットが不調だったりで、3月からふっとんだブログ。各ネタがないので書けない、という声も聞くけれど私は逆。でも、書けなくてもなんとかなった。
日本では年行ってからのデビューもありだけど、フランスは基本的にそういうことは、滅多にない。コンクールの年齢制限を見ているとよくわかると思う。
でも人は
年齢を重ねるとどうなるか。
声がかわっていく。
若い人の声が成長していくのを聞くのもたのしいが、私の興味は同年代に向く。録音がある人の20代の声と、40代の声ってずいぶん違うものだ。同じ曲を歌うならさらにわかりやすい。「高音が出なくなって」嫌がる人もいるかもしれないが、ますます調子が良くなる人もいるだろう。そして曲だって、年齢が上がれば好きなものを歌う、ということもあるだろう。「自分のやりたいことをします」ということだ。
そんなことを考えていたら、そう、今の年齢だから30~40歳よりも、できることが増えたなあ、とも思った。老人役だってOkに近づいていくもの。
しかしながら40を超してから最近まで、知らない間にきちゃった、という気がする。早くも遅くもなく。昨年一年は特別で、たしかに今年始めの誕生日はたのしみにしていたんだけど・・・そこで区切りがついたということなのかな。
若いときには気が付かないことも、今ならわかる、ということもいくつか出てきた。
誰でも、今の自分の年でしかできないことをやってるんだ、と思う。