普通科からの音楽進学・・・ | パリと音楽と大学と

パリと音楽と大学と

パリにて声楽、シャンソンを指導。パリの音楽学校在学中より、フランス各地・ヨーロッパで様々なコンサートを経験。フランス国家公認声楽講師資格。アラフィフの物語を振り返るつもりです。

普通科からの音楽大学受験についたところで、留学の話に戻ります。


高校の音楽科。

音大。

そして留学。


数回18組について書きました。フランスの音楽学校の受験年齢制限が低いので、高校卒業か大学に入って休学して18歳くらいで留学するケースです。ここで、普通科にいたか、音楽科にいたかで、実はちがいがあるのかもしれません。


なんといっても・・・・

ネットワークの強さ・・・

情報の多さ・・・は、

先輩がたくさん留学している大学生間が強いと思わざるを得ません。


先生ー生徒という間柄もあります。

先生の留学経験から、留学先で同じ先生につく、

という可能性もあります(よいかどうかは別としてね)


先輩がいたらおんぶにだっこ、

ということもできます。

(よいかどうかはホントーに別としてね)


最初から知っている人がいる、

先輩や友達がいるというのは、

安心感があり、

私も身に覚えがあります。


でも手続きなどはできるだけ自分でしました。

そのために、そのおかげで、

めんどうなこともありましたし、

逆にあそこで誰かに頼っておけばよかった、

とたまに思わないでもないのですが・・・


毎日日本人とつるんでいるだけ、

というのでもなく、

適度に日本語で安心しながら

辞書をひきまくって過ごす日々でした。



日本にいる間に情報があるか否かというのも大事です。

音大から留学するのが「よくあること」の音大であれば、

探せば情報が入りやすいし、

日本にいる時点で将来を考慮しやすいと思います。


たとえばこのブログでも

フランスは「大学では音楽実技がない」

ということを何度か書いていますように、

フランスに来るならば入る学校は「大学」ではなく「専門学校」であることなど、

その大学にいたらみなわかっているかもしれないません。


今、ネットでかなりのことが探せる時代なので、

きちんと留学について探していけば

それくらいの情報にはいきつくはずです。

音楽科にいなかった人はそのあたりをしっかり調査しておくのが

成功(何が成功なのかは人によると思いますが)

カギだと思います。



さてさて、それと関連がないわけでもありませんが、

一昨年、昨年、今年・・・

まあ、ころころと留学ビザに関する規則や

入学に関する規則もかわっているようです。


今やフランス、だけではなくて

ヨーロッパの一部なのですし、

どこでも音楽学校への予算は減る一方。


地方の音楽院は合体して運営となったりで、

地方色=政治色が強くなっています。

現地にいても目まぐるしく思います。


これから来ようとしている方々は

さらなる覚悟が必要なのかもしれません。