留学・・・ | パリと音楽と大学と

パリと音楽と大学と

パリにて声楽、シャンソンを指導。パリの音楽学校在学中より、フランス各地・ヨーロッパで様々なコンサートを経験。フランス国家公認声楽講師資格。アラフィフの物語を振り返るつもりです。

留学を勧めるか?

勧めないか?


「若いモンには冒険してほしい」

と言う意味では私は勧めたい。

でも簡単に勧めるつもりではありません。


その意味では、簡単に留学を進めてこなかった私の周りの先生って冷静かも・・・

逆に反対されたのは、私が「仕事につなげたい」という思い込みがあって「そんな甘いもんじゃない」と杭をたたかれた、って感じかもしれない。学校の先生では立場があったり責任もある程度感じられるでしょうし・・・本来、先生には関係なく本人の人生。だから本人が責任を持って留学すればよいと思いますが、しかし、世間がそれを許さない面もあります。なぜかしらん。


意思を強く持ってする留学は、それなりの結果を出すし何かの実が実る気がする。別にコンクールで優勝するとか、始めた学年の週末試験を突破して合格する、とか、そういうことでなくてもいいんです。少しでも言葉になれるとか、コミュニケーションがかわったとか、積極的になるとか・・・大人になるとか。


留年も留学も「留」と言う字を使うけど、なぜ?


昔は日本の「国内留学」と言う言葉もあったのをごぞんじでしょうか。

それくらい大学に行くこととか、専門をもつことに価値があったという時代だったのかしら。


フランスは昨年くらいから

長期滞在ビザや、その申し込み法など

かなりシステムに変更がでてきているようです。

最初から英語かフランス語ができた方が


「申請する闘い」


は、しやすいでしょう。


別に手続きは代理でもよいでしょうが、

底で楽をした分

フランス生活で打撃を受けたり

ってこともありうるかなあ・・・。


日本は生まれた国だからどこにでも行けるのが普通ですが、

「外国に滞在する」のは条件付き、

3カ月以上の滞在はビザが要求されます。

ビザなしで滞在してみつかったら

送り返されます。

その次の滞在は簡単に許されないかもしれません。


異国の地に長居する、

というのは、

その国の税金に頼って生きる面もでてくるし

「許可されるから」なのです。


その許可の条件として「フランス語くらい話しなさい」と言われるとしたら、ごく普通だと思いますが・・・


そう、だから、安易には人には勧められない。


何でも来いっという意気込みも必要だと思います。