パリの国立/市立 であったCNR→現在CRRには、10歳くらいから、公立の一般学校の中にコンセルヴァトワールの時間が絡み、どちらも十分勉強できる仕組みがあります。そのかわり、CRRの近くの学校に入学し、通わなくてはなりません。大きめの市に属するコンセルヴァトワールの場合は、この仕組みがあるようで、ニースもそのコースがあります。classe amenageeといいます。音楽科と言うほどでもないけれど、特別科です。
フランスの学校は16時半まであります。ソルフェージュが14:30から、なんていうのは、こういう環境だからこそできること。16:30以降は、特別クラスに入っていない生徒にとっておく、といってもよいかもしれません。5時から一時間半のソルフェージュを終えると、すでに6時半をまわっています。
ん?日本の塾よりはずっと楽なのかな??とはいっても、8時半前に授業が始まる日は、一日がむちゃくちゃ長いのではないかな。
ただし、音楽も、勉強も、成績が悪いと追い出されます。
こういうわけで公立に音楽高校や中学というのはないのですが、よく見て行くと、ちらほらと私立に同じような仕組みを取り入れている学校もあります。よく見ると寮制だったりもします。でもオーケストラなどは中高でできたら楽しいわけです・・・・クラブ活動がほとんどないので!!ただ、こういう学校へ通ったとしても、バカロレア(高校卒業試験資格)を受ける際に「音楽」で点を稼ぐことができる、というメリットは割るでしょうが、その後、特に、音楽学校へ専門的に勉強しに行く・・・と言う雰囲気ではなさそうです。