- 毎年私は予定表の手帳を買う。
昔のお気に入りは日本でも買えるクオ・ヴァディス。
日本ではとにかく時間刻みだったから。しかし・・・溜まっていくものですね。
1年か2年で帰るのだろうな、と思って始まった留学から10年以上もたち、昔の手帳も放ったらかし。でもちゃんととってあった。1992年から93年へかけての手帳は、見るのもちょっとつらい。
1992年の日本での出発前までの予定は、3月に仕事を終えてから、いくつか公演を含めて本当にぎっちり。日替わりで練習予定、移動が詰まっている。そのなかに、ちらほらと、ビザについて動いているのが見える。
ついてからは語学学校と、いろんな人に会った軌跡がある。コンサートにもずいぶん行ったものだ。
コンサートに通うというのは、お金より、時間のあるうちにやっておいた方がいいことだ。
日本で著名なピアノコンクールを聞きにもいっている。このときは、友人の友人という感じの素敵な名前の日本人が優勝したんだっけ。誰にいつ出会ったか、一応わかることになる。
見てしまうと、当時の忙しさや切羽詰まった気持ちを思い出して切ない気分にもなるが、
やはり自分の生きてきた証ということで、ノスタルジックにはなりたくないが、大事なものだ。
↓こういうかわいいのではなくて
一番小さい黒いやつでしたが。
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