[自然風景写真館ブログ・号外] 鳥越のデジカメ教室の様子をお届けします | 自然風景写真家・鳥越章夫のブログ

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私の公式サイト『自然風景写真館』(tory.com)で公開されているブログを転記しています。美しい自然写真をテーマに撮影を続けています。



 こんばんは、自然風景写真館の鳥越です。


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http://tory.com/j/others/mm_backnumber/2006-04-06.html



 つい先日の4月1日(土)に、鳥越のデジカメ教室が、
画像加工のプロショップ「画像館」( http://gazoukan.jp/ ) の主宰により、
小田原市・鴨宮で開催されました。

※ショップのレポートページはこちらをご覧下さい

http://gazoukan.jp/homepage/photoschool/06degital/top.html



 仕事のスケジュールの都合で、自然風景写真館からのレポートが遅くなってし
まいましたが、ようやく配信することができます。本来なら即座に号外が出せれ
ば良かったのですが、どうも遅くなって申し訳有りませんでした。



 さて、教室のレポートの前に、「画像館」の社長から手渡された、
「Nikon D200」の外観の様子をレポートしましょう。


 Nikon D200 の第一印象については、今週発送したブログで既にお伝えしま
した。デジカメの基本である「画質」はもちろんのこと、「道具としてのカメラ
の使い勝手と感触」に徹底的にこだわったカメラであると。

 少し外観について、他のニコンカメラと比較してみましたので、ご覧下さい。




( 左:Nikon D100 , 右:Nikon D200 )

 ボディの大きさや見た目は、前モデルのD100とほとんど変わりませんが、
ほんの少し小振りになったようです。しかしグリップを握った時の感触は全く別
物。最新のメカニズムがぎっしりと詰まっているようで、少し重く感じられます。
D200を触った後では、D100がオモチャに感じられます。(笑)

 シャッターをレリーズした時の感触も、D100の「パッシャン」というオモ
チャっぽい音がするのが今までとても嫌だったのですが、D200の「シャキー
ン」という切れ味の良いレリーズ音は、連射した時などには快感にさえ感じられ
ます。これを擬音で表現するのは至難のワザなのですが。(笑)

 余談ですが、私が触れた歴代のニコンカメラの中では、カメラを始めて最初に
触れた「Nikon F90x」が最もシャッター音と感触が心地良かったように思います。
もともと、初めて選ぶカメラを迷っていたとき、CanonかNikonかPENTAXか
MINOLTAか、、、その時、友人に貸してもらった Nikon F90x を触ってみて、そ
のシャッターの感触に惚れ込んで Nikon に決定したのです。

 ちなみに、3~4年ほど前に Nikon F100 の「サブ」として使っていた
「Nikon F5」は「バシッ、バシッ」という、(これもまた擬音では表現しづら
いのですが、、)機関銃のような重厚な感触が印象的でした。連射をすると威圧
感があり、スポーツや報道カメラマンには向いているカメラでしたが、まるで鉄
アレイのような重いボディが足を引っ張って、私のネイチャー撮影では残念なが
らあまり出番がありませんでした。


 こうして文章を書いていると、カメラの善し悪しとは、言葉や画像だけでは伝
わりづらい、「持ったとき、使ったときの感触」が大切だなあと、つくづく思い
ます。
 作品作りには撮影時の「気分」も大きく左右するので、自分が持っていて、使っ
ていて「心地よい」「満足する」道具を選択することは非常に重要だと感じます。



 さて、話がだいぶそれてしまいました。

 次は、現在メインのフィルムカメラとして使用している Nikon F6 との比較で
す。



( 左:Nikon F6 , 右:Nikon D200 )

 D200はF6のボディやパーツをベースとして設計されていると考えられる
ので、グリップの形状など、基本的な部分は同じに見えますが、「頭の部分」は
F6の方がずいぶんと大きいのが違いとなっています。
 これは一眼レフの中核を成す「ペンタプリズム」の性能差になっていると思い
ます。F6はニコン・フィルムカメラの最高級機種として、ファインダーのクリ
アな「見え味」にこだわっているために、このような大きな頭部となってしまっ
ているのでしょう。
 しかしだからといってD200のファインダーが劣っているわけではなくて、
F6に比較するともちろん劣るとは思いますが、他の一眼レフデジカメに比較し
たら遙かに優れていると言えます。

 それが証拠に、ファインダー性能の一つの指標となる「ファインダー倍率」で
は、兄貴分にあたる Nikon D2x が 0.86倍であるのに対して、D2
00は 0.94倍と向上しているのです!
http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/digital/slr/d200/spec.htm
http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/digital/slr/d2x/spec.htm

 技術の進歩はすさまじく、弟分のD200ですが、後発であるために、兄貴分
である D2x の性能を追い越してしまっている部分が多々見られるようです。

(※ 実写テストをしていないので、カタログスペック上だけの話しですが)


 今度はボディ背面を比較してみました。



( 左:Nikon D100 , 右:Nikon D200 )

 液晶モニタが大型化され、メニュー操作ボタンも大きく、操作性が向上してい
ることが分かります。




( 左:Nikon F6 , 右:Nikon D200 )

 F6とも比較してみました。こうしてみると、ニコンのカメラは、フィルム、
デジタルを問わず、ボタン配置や操作性が統一されているあたりが、非常にユー
ザーフレンドリーだと感じます。

 実際、D200にはフィルムカメラで培った技術が惜しみなく投入されている
ようで、F6のパーツも多々、組み込まれているようです。外観的なパーツはも
ちろん、一眼レフカメラのシャッターの感触に大きく影響する「ミラー・バラン
サー」は、F6のそれが組み込まれているのではないでしょうか。
(※ これはあくまで私の使用感からの推測です)





( 左:Nikon D100 , 右:Nikon D200 )

 上面の液晶パネルも大型化されました。一眼レフデジカメの中にはコストダウ
ンのために、全て背面の液晶モニタで操作を済ませようというものもありますが、
やはり上面部の液晶は、首からカメラをぶら下げている状態でのぞき込めるので、
便利です。バックライトが不要なのでバッテリーの節約にもなりますし。

 細かいことですが、D200の上面左にあるサブコマンドボタンのトライアン
グル形状は、私が長らく主力カメラとして愛用した「F100」のパーツを流用
しているようで、懐かしい気持ちにさせられました。




( 左:Nikon F6 , 右:Nikon D200 )

 細かいことですが、F6の不満点は、「測光方式切り替えレバー」がペンタ部
(頭部)の右にあることです。ここを操作するには、右手をシャッターボタンか
ら離して操作しなければなりません。

 その点、D200は、測光切り替えレバーは、カメラのホールディングを崩さ
ずに右手親指で操作できる箇所にあり、これは明らかに操作性で優れていると思
いました。

 できたら、F6もそのようにしてほしかった!




 さて、このD200に装着するレンズは、タムロンのデジタル対応設計の新型
高倍率ズームレンズ、「AF18-200mmF3.5-6.3XR DiII」 です。
http://www.tamron.co.jp/news/release/news0928_a14.html


 私は普段はあまり高倍率ズームレンズは使わないのですが
(高倍率ズームレンズは、やはりどこか設計的に無理があります)
 しかし主催者側の依頼で「生徒さんと同じ条件で作例写真を」ということでし
たので、アマチュアの方が多く使われている、このレンズを装着して撮影会に臨
みました。

 さてさて、どのような作例写真が撮れることでしょうか。



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 さて、デジカメ教室は、午前中の「机上講習」から始まりました。
デジカメの仕組み、記録方法、画質と解像度の関係、ホワイトバランスの決定、
ヒストグラムを用いた適正露出の判断、パソコンへの転送方法、などなど、



( 撮影:画像館・中嶋氏 , OLYMPUS CAMEDIA C-480Z )


 参加者の方は、中高年の方が多いようで、多くは、フィルムカメラを撮ってい
た方が、デジカメも使うようになったけれども、イマイチ使い方が良く分からな
いという方々でした。

 デジカメをある程度使いこなすには、やはりPC(パソコン)の知識も欠かせ
ません。居並ぶデジカメとノーとパソコンに、少し戸惑い気味の方もいらっしゃっ
たようです。



( 撮影:画像館・中嶋氏 , OLYMPUS CAMEDIA C-480Z )


 ちなみに、生徒さんは一眼レフデジカメのユーザーの方がほとんどでしたが、
中にはコンパクトデジカメで参加された方もいらっしゃいました。

 私はコンパクトデジカメのユーザーでも大歓迎です。なぜなら、この「自然風
景ブログ」のレポート写真も、多くはコンパクトデジカメで撮られたも
のですから。その秘技を伝授するのは望むところです。(笑)



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 講義ばかりしていると眠くなってしまいますから、お昼を食べたらすぐに撮影
会にでかけました。

 場所は先日、D200のテスト撮影を行った、小田原市・曽我にある「中河原
配水地です」



( 撮影:画像館・中嶋氏 , OLYMPUS CAMEDIA C-480Z )


 この日も天気はまずまずです。昼になって少し空は白くモヤがかかっていまし
たが、のどかな春の日の撮影を楽しむことができました。



( 撮影:画像館・中嶋氏 , OLYMPUS CAMEDIA C-480Z )



 私の方は、撮影の指導もしつつ、自分の作例写真も撮影しなければならないの
で大変です。こういうときは、レンズ交換をしているヒマはないので、高倍率ズー
ムは便利です。

 ナノハナ畑に思い切り近づいて、花を前ボケに配置して桜を撮影してみました。



( Nikon D200 , Tamron AF18-200mmF3.5-6.3XR DiII , 95mm F5.6 )


 このレンズは望遠200mm側の最短撮影距離が45cmと短く、草花などのクロー
ズアップ能力に優れています。



( Nikon D200 , Tamron AF18-200mmF3.5-6.3XR DiII , 200mm F6.3 )

 このように蝶なども、逃げられることなく遠くから撮影することができます。


 こちらは、私が撮っているところを撮られた写真です。撮っていることに夢中
になっていて撮られていることを気がつきませんでした。(笑)



( 撮影:画像館・中嶋氏 , OLYMPUS CAMEDIA C-480Z )


 さて、何を撮っているのでしょう?



( Nikon D200 , Tamron AF18-200mmF3.5-6.3XR DiII , 200mm F6.3 )

 ハナニラの花とツクシが仲良く並んでいるところを撮っていたのですね。


 こちらはハナニラのアップです。



( Nikon D200 , Tamron AF18-200mmF3.5-6.3XR DiII , 200mm F6.3 )

 こんなにもクローズアップできることに少し驚きです。
ちなみに最短撮影距離45cmは、各社のスタンダードレンズとして長年活躍し
てきた50mmの標準レンズのそれと同等です。
 最短撮影距離が同じ値なら、当然50mmよりも200mmの方が対象を大き
く写せます。

 ネイチャー撮影の強い味方です。

 ちなみに、望遠撮影やクローズアップ撮影では手ブレが心配になるところです
が、デジカメは1コマごとに感度を変えられるので、この場合、三脚を立ててい
る時間は無く、全て手持ち撮影です。しかしISO400に感度アップすること
で対応できました。

 これはなんと言ってもデジカメの最大の長所のひとつでしょう。


 丘の上で満開を迎えた桜の花はやっぱり素敵ですね。街が遠くに見渡せ、開放
感のある気持ちの良い風景です。生徒さん一人一人で個性や視点が違うもの、
午後の講評会が楽しみです。



( 撮影:画像館・中嶋氏 , OLYMPUS CAMEDIA C-480Z )




 こちらは、鳥越が生徒さんのデジカメを借りて、アドバイスをしています。



( 撮影:画像館・中嶋氏 , OLYMPUS CAMEDIA C-480Z )

 ちなみに鳥越がレガーズ(膝当て)を付けているのは、低い位置にある草花を
撮るために、「膝立ち」の姿勢になることが多いので、ズボンの膝に穴が空いて
しまうのを防ぐためです。


 ファインダーを覗きながら、理想的な構図と露出などをアドバイスしつつ、必
要なら、自分自身でもシャッターを切ってみます。



( 撮影:画像館・中嶋氏 , OLYMPUS CAMEDIA C-480Z )

 そういいつつ、自分が使ったことのないデジカメを試してみたい気持ちも実は
あったのです。(笑)



 鳥越が気になる被写体を見つけたようです。どうやら地面に生えている草花の
ようですが、低い位置にある草花を生き生きと撮影するには、やはり相手と同じ
目線に下りなければならず、必然的に姿勢は低く低くなってゆきます。



( 撮影:画像館・中嶋氏 , OLYMPUS CAMEDIA C-480Z )


 上の場所で撮られた作例写真です。



( Nikon D200 , Tamron AF18-200mmF3.5-6.3XR DiII , 102mm F6.0 )

 画面に奥行き感を与えて立体的に見せるには、アングルを低くするのが効果的
だということがお分かりいただけるでしょう。


 こちらは、今度はカメラを縦位置に構えて、奧にある梅林を取り込んでみまし
た。レンズの絞りを浅くして背景をボカすことによって、むしろ画面に立体感を
与えているのがコツです。



( Nikon D200 , Tamron AF18-200mmF3.5-6.3XR DiII , 75mm F5.6 )



 コンパクトデジカメで参加された主婦の方は、多くの方が高級そうな一眼レフ
デジカメを持参して講習会に参加しているので、少し気後れしていたようですが、
しかしアドバイスの甲斐があってか、一眼レフデジカメにも負けない、女性らし
い感性の鋭い作品を撮られていました。作品の善し悪しはカメラの高い安いには
必ずしも比例しませんから、どうぞご安心ください!(笑)



( 撮影:画像館・中嶋氏 , OLYMPUS CAMEDIA C-480Z )



 鳥越がまた別の被写体を見つけたようです。三脚が無いなら無いなりに、膝や
肘を使ってカメラを安定させようとしています。



( 撮影:画像館・中嶋氏 , OLYMPUS CAMEDIA C-480Z )



 どうやら草花の脇に流れていたちょっとした小川(というよりほとんど水たま
りと言っていいようなわずかな流れ)の水面に、太陽の光が反射しているのが目
にとまったようです。



( Nikon D200 , Tamron AF18-200mmF3.5-6.3XR DiII , 200mm F6.3 )


 かすみ草のような白くて控えめな花ですが、きらきらした水面の反射をバック
にして輝いていました。こういう描写は私好みです。

 こういう時には「絞り開放」にして、光ボケをまん丸にするのがセオリーです。

 シャッタースピードはISO感度を上げているので心配はありませんが、開放絞
りのため「被写界深度」が浅く、前後の「ピント外し」の方にこそ、むしろ神経
を使います。



 撮影会を一通り終えて、午後の好評会に向かいます。



( 撮影:画像館・中嶋氏 , OLYMPUS CAMEDIA C-480Z )

 手提げ一つにコンパクトデジカメだけを持った、主婦の方のリラックスした姿
が印象的です。写真の楽しみ方も様々ですが、あまり気合いを入れすぎても良く
ありません。たまには軽いカメラ一台だけ持って、気軽に散歩しながら撮影する
のも良いのではないでしょうか。

 あるいは普段の生活で、常に小さなデジカメをポケットに入れておいて、目に
付いたものを撮ってゆく。

 デジカメのおかげで、写真のすそ野はより広がったと言えるのではないでしょ
うか。


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 さて、午後の好評会が始まりました。



( 撮影:画像館・中嶋氏 , OLYMPUS CAMEDIA C-480Z )

 生徒さんが撮影されたデータをパソコンにコピーして、即座にアドバイスをす
ることができます。フィルムカメラ時代の撮影会では考えられなかったことです。



( 撮影:画像館・中嶋氏 , OLYMPUS CAMEDIA C-480Z )



 今回の撮影会では講師を担当させていただいた私の方でも大変に勉強になりま
した。生徒さんの個性さまざまな作品に触れられたことはもちろんですが、色々
なメーカーの色々な機種のデジカメの画像を比較できたのは非常に興味深い経験
でした。

 雑誌や店頭では明らかにされない秘密も。。。それはこのブログでも明かす
ことはできないので、ご容赦下さい。(笑)



 これからも自然風景写真館にどうぞご期待下さい。




★★★ ブログの速報用デジカメ画像の生データをDLできます ★★★

 ブログに掲載された画像データについて、「Exifデータを含んだデジ
カメ画像のオリジナルデータ」を別途ダウンロードできます。
 Exifデータとはデジカメで撮影した画像データにカメラの状態や各種の設定
(カメラ名、絞り値、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランス、など)
の情報を付随させたデータのことで、デジカメ画像の分析には欠かせないもので
す。
 熱心なカメラマンの方々の参考になればと思います。
ご興味のある方は下記のURLをクリックしてダウンロードしてください。

http://tory.com/j/others/mm/2006/04-06/ExifImages.zip

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_ |Nikon| _ ======= Nature Photographer Akio Torikoshi ======
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