退職して健保から国保にかわったサラリーマンが最初にビックリするのが国保料の高さ。初年度は現役世代の所得で保険料が算定されるので、だいたい最高限度額となるでしょう。これが馬鹿高い!介護保険料と合わせて80万円超える場合も珍しくありません。任意継続被保険者になった方が断然お得な場合が多いのではないでしょうか。

原因は、そもそも所得が低く、かつ高齢の被保険者が多いので、保険料は入ってこない、医療費は沢山かかる・・・。これでは財政が苦しくなるのは当然です。そこで国庫補助を出し、他の被用者保険から国保に援助する仕組みをつくったのですが、焼け石に水です。年々高齢化が進み、医療費は増える一方。保険料を上げると、いまでも支払い能力を超えているので、徴収率は下がる一方です。

打開策はなかなか難しいのですが、健保への加入義務のある事業所の加入を徹底すること、早期発見や健康管理の徹底で医療費の高騰を抑えること、国庫負担率を元に戻すことなどが考えられます。

同時に、保険料が払えない場合は、滞納するよりも減免してもらって、安くなった保険料を確実に払う方が、実は役所も助かるのです。何故なら、10万円の保険料を9万円払って、1万円滞納となると徴収率は9割となって、ペナルティーをかけられて国の補助金が減らされるのです。一方1万円減免してもらて9万円きっちり払うと、滞納額はゼロとなり、国からのペナルティーなかけられないのです。

払えない場合は役所に申請して減額してもらうことは、自分の為だけでなく、「役所の為」にもなるのです。

申請による減免は、市町村ごとに基準も減額率も違います。ぜひ調べてみて、条件に合えば積極的に申請してみましょう。

ご自分で申請することが難しいと思ったら、ぜひお気軽にご相談ください。

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