昨日は飲みすぎたのか、朝早く目が覚めてしまったので、「宇宙戦艦ヤマト」をYOUTUBEで見るという、穏やかな一日の始まりです。
咲弥隊長の探検隊 ~インド北東部紀行~ その2
翌朝、インド白サイで有名な「カジランガ国立公園」を目指そうとするが、北東インドは雨季の訪れが想定外に早く(ちゃんと調べとけよ・・・)、既に雨季休みに入っていることが判明。雨季は野生動物の繁殖期にあたり、この間野生保護区や一部の国立公園は立ち入り禁止となるのです。
残念だがしょうがない。カジランガをすっとばしてその先のジョルハートという町を目指します。バスで8時間ほどの道程です。
隊長の洗濯物を乾かしながらバスはアッサムの平原を駆け抜けます。
アッサムは 「山」 というイメージを持ってたんですが、かなり平原です。列車も走ってます。
途中、バスはガジランガ国立公園の脇を通ります。すると、道路の左に広がる平原に数十頭ものサイの群れ!!
「やたぁ~~~!!」感に浸ります。バスの乗客たちもみんな嬉しそう。見るのに夢中で写真は撮れませんでした。距離があったのでとっても良くわからない写真になったと思います。
そのすぐ後、バスが故障し、修理のため一時休憩。道端にある家の軒先でくつろいでいる家族のところにお邪魔しました。
ここではこんな村でもヒンディー語が十分に通じます。
家の人の話によると、道路をへだてた茂みにも、一頭のサイが住んでいるそうです。昼間は出てこないけど、夜には出てくるよ、とのこと。サイは悪さをしないんだ、と、ごく普通に共存している様が伝わってきます。
ジョルハートの近くでどこか茶園に宿泊できないか、と思っていたのですが、ロンリープラネットに載っている電話番号にかけてもつながりません。めんどくさいので、ジョルハートは素通りして、進めるところまで進むことにします。
目的地の「モン」に一番近そうな町を目指します。 夕方、シブサーガルという町に到着。いかんせん超大雑把な地図しかないので、これが最短ルートかどうかは不明。
バス停そばの適当なホテルに部屋を取り、近くの食事処を探します。うまい店をかぎつける特殊能力を存分に発揮。
まずは乾杯。隊長はカーラーナマック(岩塩の一種)を振りかけたにんじんがかなり気に入ったご様子。
店に入ったときにはまだ時間が早かったらしくだれもいなかったのですが、しばらくするといっぱいやりに来る地元のおっちゃんたちで大変な賑わいに。
ここの料理は典型的な「アッサム料理」と言ってよいのだろう。インドのカレーに分類できるが、漬け合わせなどには発酵調味料系も加わり、東南アジア的な味わいもある。んんんまい。
ここで衝撃を受けたのは鶏肉。間違いなく地鶏だ。自らの弾力ではじけ飛びそうなほどのプリップリ感。その、鶏肉とは思えない野生の獣のような赤黒い肉は、人間で言えばオリンピック選手並みに鍛え抜かれた筋肉だ。
こんなにおいしい鶏肉を食べたのは人生で2度目。10年ぶりぐらいだろうか。
サイも見れたし、おいしい地のものも食べれたしで、良き一日なのでした。