『インドで暮らして、働いて、結婚してます』

『インドで暮らして、働いて、結婚してます』

前世紀末からインドに渡り住み、はや12年。会社もつくって、お店もつくって、インド人の嫁さんと結婚し、生まれた娘もインド人。楽しい人生@インディア、満喫中。

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 バラナシに戻ってから早2週間。とっちらかってた用事もひとまず片付き、ラチタと咲弥がデリーに行っている三日間、久しぶりにチョーテーラール家やガートでぼーっとしたりしてました。
 昨日は飲みすぎたのか、朝早く目が覚めてしまったので、「宇宙戦艦ヤマト」をYOUTUBEで見るという、穏やかな一日の始まりです。



 

咲弥隊長の探検隊 ~インド北東部紀行~ その2


 翌朝、インド白サイで有名な「カジランガ国立公園」を目指そうとするが、北東インドは雨季の訪れが想定外に早く(ちゃんと調べとけよ・・・)、既に雨季休みに入っていることが判明。雨季は野生動物の繁殖期にあたり、この間野生保護区や一部の国立公園は立ち入り禁止となるのです。

 残念だがしょうがない。カジランガをすっとばしてその先のジョルハートという町を目指します。バスで8時間ほどの道程です。

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隊長の洗濯物を乾かしながらバスはアッサムの平原を駆け抜けます。
アッサムは 「山」 というイメージを持ってたんですが、かなり平原です。列車も走ってます。


途中、バスはガジランガ国立公園の脇を通ります。すると、道路の左に広がる平原に数十頭ものサイの群れ!!
「やたぁ~~~!!」感に浸ります。バスの乗客たちもみんな嬉しそう。見るのに夢中で写真は撮れませんでした。距離があったのでとっても良くわからない写真になったと思います。


そのすぐ後、バスが故障し、修理のため一時休憩。道端にある家の軒先でくつろいでいる家族のところにお邪魔しました。


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ここではこんな村でもヒンディー語が十分に通じます。
家の人の話によると、道路をへだてた茂みにも、一頭のサイが住んでいるそうです。昼間は出てこないけど、夜には出てくるよ、とのこと。サイは悪さをしないんだ、と、ごく普通に共存している様が伝わってきます。


 ジョルハートの近くでどこか茶園に宿泊できないか、と思っていたのですが、ロンリープラネットに載っている電話番号にかけてもつながりません。めんどくさいので、ジョルハートは素通りして、進めるところまで進むことにします。

目的地の「モン」に一番近そうな町を目指します。 夕方、シブサーガルという町に到着。いかんせん超大雑把な地図しかないので、これが最短ルートかどうかは不明。


バス停そばの適当なホテルに部屋を取り、近くの食事処を探します。うまい店をかぎつける特殊能力を存分に発揮。


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まずは乾杯。隊長はカーラーナマック(岩塩の一種)を振りかけたにんじんがかなり気に入ったご様子。


 店に入ったときにはまだ時間が早かったらしくだれもいなかったのですが、しばらくするといっぱいやりに来る地元のおっちゃんたちで大変な賑わいに。
 ここの料理は典型的な「アッサム料理」と言ってよいのだろう。インドのカレーに分類できるが、漬け合わせなどには発酵調味料系も加わり、東南アジア的な味わいもある。んんんまい。


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 ここで衝撃を受けたのは鶏肉。間違いなく地鶏だ。自らの弾力ではじけ飛びそうなほどのプリップリ感。その、鶏肉とは思えない野生の獣のような赤黒い肉は、人間で言えばオリンピック選手並みに鍛え抜かれた筋肉だ。

 こんなにおいしい鶏肉を食べたのは人生で2度目。10年ぶりぐらいだろうか。

サイも見れたし、おいしい地のものも食べれたしで、良き一日なのでした。

































 

 5月、6月はバラナシの気温は毎日40度を超える。45度だって珍しくない。例年この時期は日本に行くことが多いのだけど、2月と4月に僕が用事で日本へ行ったし、まだ2歳にもならない咲弥を連れて原発事故後の日本へ行くこともあるまい、ということで今年は日本行きを見送った。

 日本に住んでいて、現実的に退避が難しい立場におかれている訳ではない僕には、「日本へ行かない」という選択肢があたえられている。選択肢が与えられているなら、この選択肢を選ぶことが僕には最良に思われてならない。



 インド北東部。中国やミャンマーと国境に位置するアルナチャル州、ナガランド州、マニプール州は、戦後ずっと、外国人の入域が厳しく制限されてきた。このうちアルナチャル州を除くエリアが、今年の1月から入域許可を取得せずに入れることになった。観光促進を期待しての、1年間という期限付きでの実験的な試みだそうだ。


 ラチタ、咲弥を連れての家族旅行先にこのエリアを選んだ。インド在住13年にして初めてこのエリアを訪れる縁を得た。

 当初、3~4週間ほどかけてゆっくりと回るつもりだったのだが、6月8日からムンバイでの仕事が入ったため、2週間弱の旅行となった。のんびりと夜行列車の切符が取れるのを待っていたのだが、旅行期間の短縮に伴い、急遽コルカタ乗り換えのグワハティ行きの便を予約。5月26日に旅立った。


 バラナシ空港で待っている間、咲弥は絵本や「しまじろう」、おもちゃでしか知らない(これまでにも何度も乗ってはいるが、理解できるほど大きくなかった)飛行機を見て大興奮。


 「ひこーき、ひこーき、べたいえ!べたいえ!(乗るの! 乗るの!)」


と大泣き。乗った後はご機嫌だった。



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ひこーき!たかい!くも! と、 ご満悦の咲弥隊長。



 定刻にコルカタに着いた便から、空港ターミナルにも入らずに、バスで直接グワハティ便に乗り換えて、市内のホテルに着いたのは暗くなってからだった。インド国内はひとつの標準時で統一されているので、東に行けば行くほど日の出も日没も早い時刻となり、西に行けば行くほど遅い時刻となる。隣国のバングラデシュよりも東に位置するこの最果ての地では日が暮れるのが一時間以上早いのだ。


 ホテル近くのレストランで食べた食事はアッサム料理とい
うよりもむしろベンガル料理だった。魚を使ったカレー料理。とてもおいしいが、目新しさはなし。


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アッサムには多くのベンガル人が移住している。ベンガル人は旅行好きで、ここにも旅行者が多かった。



食後に翌日の移動のための情報収集をしてからホテルでお休み。


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600Rsの部屋。ホテルの名前は忘れた。隊長はお疲れさん。



なっがーい間、ブログ更新してません・・・

いろいろ書きたいことはあるのに・・・

筆不精なんです。
原稿も書かないと・・・
っていうか、今ムンバイ出張中だし。

昨日まで、家族旅行で北東インド行ってました。
昨年まで外国人が訪れるためには特別な許可が必要でなかなか入れなかったエリア。

文明が入り込んで入るものの、ほとんど昔と変わらぬ生活をしている山奥の首狩族(80年代ぐらいまでやってたらしい)の集落などを訪れる、かなり楽しい旅でした。ほんとに素敵なところでしただあよ。

書きたい、書きたい。
忘れないうちに書きたい。

なるべく早く書きます。




 ヒマーチャル・プラデーシュの山奥、ラームプルからです。


 とりあえず、昨日で今回のロケがほぼ完了!
 今日、街の実景をちょっととって、帰路に付きます。デリーまで車で20時間。今夜は途中のシムラーで一泊します。シムラーのホテル「Spring Field」。英国統治時代のお金持ちの家を改装したホテル。すっげーいい!!年季の入った素敵な木の建築。

 
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シムラーに来たら是非!! ホテル スプリング・フィールド
この205号室は広い部屋の奥にもう一部屋あるスイートルームです。




 もともと父が職人で、僕自身も子供のころから現場で手伝いをやっていたこともあり、建物がけっこう好きなんだよね。
 こういうホテルに泊まるのはとても楽しいです。


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 今回は主に建築物の撮影。素敵な建物をいっぱい楽しみました。普通ではなかなか入る機会のないところに入れたり、なかなか会えない人に会えたりするのがメディアの仕事の楽しいところです。



ディワリのお祭り休暇に入ったインド。

僕も仕事にならないので、完全に休暇モード。

ラチタと咲弥と一緒に、ジョードプルを後にしてプシュカールへ向かいました。


荒野(砂漠)の道を5時間突っ走ります。


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砂漠移動中には欠かせない、お決まりのイベント

さそりを探そう!!

と、転がる石をひっくり返すと、
一個目の石の下に、こいつが潜んでました。



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ヒヨケムシ


その牧歌的でキュートな名前とは裏腹のこの容姿。

例えるなら、早乙女桜子という名をクラスの名簿で見つけてウキウキしてたらガラモンだったぐらいな。

アフリカあたりのヒヨケムシに比べると控えめな姿だけど、やっぱインパクトあるなぁ。

っていうか、本物を初めて見たよ。

サソリは見つからなかったけど、大満足のトイレ休憩でした。



プシュカールでは、SEVENTH HEAVENという名のホテルに宿泊。
ハヴェリと呼ばれる古い邸宅を改装したホテル。
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すんごくすてきでしたぁよ。
運良く空いていた部屋の料金は950Rs。お値打ちです。


ディワリの夜は、ホテルの部屋で家族三人で小さなプージャーをしたあと、屋上レストランでディナー



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ラジャスタンチック?グジャラート入ってますが・・・記念写真。

プシュカールは昔からヒッピーが多いところなのかな?町中ベジタリアンだけど、パスタなど食事は充実。衣類や小物もかわいいのがいっぱいで、ラチタが買い物に燃えてました。

僕も骨董品のジャムダルをゲット!!!かっこいいぜ。手元に写真がなくて乗せられないのが残念。
ウォーズマンやバルログみたいに装着するタイプの短刀です。ムガール時代にインドで普及したそうな。

値切り倒して二つも買っちゃったよ・・・・

さらに情報をゲットして骨董のタルバール(曲線の美しい剣)を持っているおっちゃんを探し出した。

結局高すぎて買えなかったけど、記念写真をパチリ。


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博物館級の一品。

ほしいなぁ・・・もっと研究してそのうち買っちゃいそうだ。(インド国外の持ち出しは法律で禁じられています)


続きはまた次回。