上田市では逆さ霧が時々起きます。

「上田の逆さ霧」と云われています。

 

壮大な自然現象です。

 

上田市北部にある太郎山~虚空蔵山で見られる気象現象で、

尾根を超えて滝のように流れ下る層雲のことをいいます。

 

長野盆地と上田盆地の境目にある

1100m級の山並が影響してます。

 

この山稜に依り、

上田と長野方面(坂城町)では気候の差ができる事があります。

平地では、

空気が混ざり難い地形になっています。

唯一、

平地で空間が繋がっているのは千曲川が流れている所で、

700mぐらいの幅しかありません(岩鼻地区)。

この為、

気候が変化する時は、

長野方面と上田では気温差が出来やすいのです。

 

上田盆地の方が気温が高い場合、

 坂城町方面にできた雲が山並を超える時

このような現象が見れます

 

山を越えてきた雲が山肌に沿って降りてくる現象です。

「逆さ霧」と云われています。

 

 

 

 

 

 

昨日、発生したのでタイムラプスで撮影しました。

 

 

西から東へ向かう空気の流れが見えて面白い。

昨日の日本の天気は

日本海から太平洋にむかって雲が流れていました。

 

こんな気圧配置の時に発生しやすいです。

 

空気の流れがこの山で妨げられ、

長野地区と上田地区の気温に差が生じます。

 

日本海側の低温(高気圧)がこの山で遮られ、

長野市側の低温が上田の方にスムーズに入ってこない。

上田地区は高温状態になっている。

 

長野市側で発生した雲があふれて、この山を越えてきた時

冷たく重い空気は山肌を舐めるように降りてくる。

これが逆さ霧の発生メカニズムのようです。

 

 

 

 

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