「八重子のハミング」の著者陽 信孝さんは
酒もたばこもやり、パチンコも好きだと言う。
人生の楽しみがなくなるからやめようとは思わないそうです。
なんか自分に似ている。
校長先生を務め、教育長まで務めた人だと言うから、これはだいぶ違う。
奥さんは音楽の先生をやっていたそうです。
奥さんのアルツハイマー病が進んでから
娘さん夫婦と一緒に住むようになるのだけど、
その子供(孫)とのかかわり書かれていた。
一緒に住む孫は3人、小学生以下である。
「妻の病気を自然に受け入れ、優しく無邪気につきあっている。妻の寝つきが悪い時、孫達はしばしばババに、童謡を歌って寝かしつけてくれる。なにやら、世間一般の祖母と孫の立場が逆転したかのようである。」と書かれていた。
又、
「風呂に入れ、布団を敷いて妻を寝かせるのが孫達の日課であった。」とか・・・。
素晴らしい関係を築いていますね。
孫にとって一生の財産をババは与えているのですね。
純粋無垢の子供の心に染み込むものは何なんだろうな。
幼くも 孫それぞれに ひたすらに
心の薬 妻にそそげり
陽信孝 著 「八重子のハミング」 より