画像はグリーンチャンネルの『ケイバどーも！』という番組のレギュラー出演者であり、週刊競馬ブック誌上でコラムを連載している乗峯栄一さんが、34～5年前に自費出版された作品です。
「自宅にあるものをお分けします」
とのお言葉に甘えて、無遠慮に手を挙げまして、譲り受けました。
小説集……ではなくて、なんだろう、〝思想書〟に分類されるべき作品集、になるのでしょうか。
本編は70ページほどの冊子形式ですが、ページが上下の段組みになってまして、それぞれに細かい文字で500～600字ちょっと。ですから１ページに約1000字ほどの文章がビッシリ書き込まれていて、その一枚一枚に、競馬ブックの連載『理想と妄想』などで知られた乗峯さん独特の個性的な文体からは、およそ想像できない骨太な、血気盛んな青年のほとばしる咆哮、みたいな迫力を感じさせる文章が続いてます。
今更ながら、になりますけど、乗峯さんの〝只者ならざる人〟ぶりを理解するのに格好のテキストなように思います。これが全四号を予定していたシリーズの第二号なのだそう。在庫が少なくなっている、というのが残念な気もします。
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