クルマの通る音がまったくしない早朝。
通常の祝日もそういう傾向がありますが、まったくと言っていいほどクルマの音がしないってことはありません。でも、今朝は見事にクルマの音がしなかった。
なので、目覚めた時の外の様子は容易に想像できました。
ま、あれだけ天気予報や、テレビのL字画面を見てれば当たり前ですけれど、案の定、雪景色でございました。
まあ茨城南部はそれほどでもなかった雰囲気ですが、午前中はおとなしくしていようと思い、録画してあったものをまとめて観ることに費やしました。
で、タイトルの件。
『カムカムエヴリバディ』は「もういいかな」という結論にいたりました。
3人目のヒロインの子役を見た時に、制作側の妙な意図らしきモノが感じられて嫌な予感が膨らみましたが、いやもうどうにもこうにも、という感じ。
もともと時代考証に?がつくドラマでした。「あまり細かいことを言っても」という意見はありますが、あまりにひどいのは論外じゃないですか?
「100年の時代を紡ぐ」というだけに、ドラマの最も重要な部分でもあるはずですし。
昭和58年に『おしん』が出てくるのはいいですが、昭和58年ってミスターシービーが三冠獲った年ですよ。なのに町並みから家財道具その他、どう見ても昭和40年代後半くらいにしか見えない。脚本の性質上、時代の流れが早過ぎて、セット作りが追い付いてないのかな?と思ったりして。
ひとたびそんな意識になると、「嵐山電鉄の車両もあんなだったっけ」とか思っていたら、車窓の道路をインサイトだかプリウスだかが走ってるし…。
「これはファンタジーなのだ」
と理解しようにも、朝ドラ(当時そんな呼称があったかどうかも覚えてませんが)について主人公の旦那が、
「このドラマはこれまでにない画期的な作品やで」
なんてことを論評するわけですから。
ま、そもそもNHKのラジオ番組名をタイトルにしているくらいで、始めから内輪ネタの性質があったわけですが、このままいくと1965年生まれの3人目のヒロインが42歳になる2007年の『ちりとてちん』(カムエヴと同じ脚本家)を観ながら、
「このドラマは〝ヒロインにまったく前向きさがなくて元気溌剌ではなくて自己肯定感が低い〟という、従来の朝ドラのヒロイン像にはなかった画期的なドラマやで」
とか言い出すんじゃないかと空恐ろしくなって…。さすがにあり得ないでしょうけど。
すべては個人個人の好みの問題です。
その通り。
ですから、私個人のドラマの楽しみ方とは、ちょっと違う作品だな、ということです。
(どんなふうにまとめるのか、は興味があるので、土曜日のダイジェスト版はチェックさせてもらいますので悪しからず)
さて、個人個人の問題ではない話。
私はフィギュアスケートが大好きですので、昨夜の男子シングルも勿論、観ました。実況担当したのがNHKの中堅アナウンサー。
「素晴らしい」「美しい」「見事」「強い」
フィギュアの場合、他のスポーツと違って、テレビの音を消して観るわけにはいかないのがね…。という感じでした。
いかん、全体にいつもと違う感じの内容になってるように思いますので立て直さないと…。
とにもかくにも、日本の鍵山、宇野、羽生と、とてつもなく凄い3人でした。前回が金銀で、今回が銀銅ですか。で、4位も日本人。ひとつ間違えば表彰台独占?フィギュアスケートで日本人が?みたいなことって、それこそ有り得ないですか…?
実際問題、金のネイサン・チェン。凄過ぎて、何と言うか、現時点ではとても敵わないなあ、という感じ。まさに〝絶望〟でしたか。
でも、彼は感じが悪くないってのがね。
好感度の高いライバルで良かったなあ、と思ってます。
ということで女子シングル。
こちらは変な疑惑が出てしまった〝絶望〟ことカミラ・ワリエワ。どんな演技を見せてくれますか。今から楽しみでなりませんわ。