8月になって菜園のピーマンやナスは少し元気がなくなってきていますが、写真のようにオクラが元気に育っています。

 

 

 オクラは、アオイ科トロロアオイ属、種はオクラです。

 

 写真のように淡黄色のきれいな花を咲かせます。

 

 

 

 オクラは暑さには強いのですが、肥沃な土地を好み、やせ地や酸性土ではよく育ちません。

 

 そのためオクラを栽培する前には、苦土石灰やようりんなどの土壌改良剤を施用して土壌改良を行う必要があります。

 

 ただ、十分改良された肥沃な土壌では、それほど気にしなくてもいいと思います。

 

 オクラ栽培の注意点としては、アブラムシやオオタバコガなどの害虫対策があります。

 

 アブラムシは株の成長を悪くし、ウィルス病も媒介するため、発生を認めたら農薬による防除が必要になります。

 

 葉や果実を食害するオオタバコガなどの幼虫も多発することがあります。

 

 家庭菜園では、農薬を使わなくても見つけたらすぐに捕殺すればいいでしょう。

 

 ただし、被害がひどい場合には農薬による防除が必要になることもあります。

 

 また、オクラの作業の際には、手袋をして、肌の露出を避けるような服装も重要です。

 

 オクラの葉や茎、果実には産毛が生えており、そこからかゆみ物質を出すので、皮膚と接触すると強いかゆみをもたらします。

 

 オクラには、写真のように果実の断面が5角形の角オクラと断面が丸い丸オクラがあって、私は両方栽培しています。

 

 

 角オクラはやや早生で早くから収穫ができます。

 

 丸オクラはやや晩生ですが、生育が旺盛で栽培しやすいです。

 

 オクラは、冷蔵庫で保存しても数日で黒変するくらい鮮度低下が早い野菜です。

 

 そのため、農産物直売所では獲りたての新鮮なオクラが買えるので、人気商品になっています。

 

 小ぶりのオクラのほうが柔らかいので、私は小ぶりのオクラを生のまま細かく切って、それに醤油と鰹節、七味唐辛子を加えたものが好きです。

 

 これをそのままご飯の上にのせてもいいし、納豆と混ぜて食べてもいいですね。

 

 また、レンチンしたオクラに、水で少し薄めためんつゆと鰹節をかけて食べても美味しいです。