ソラマメの収穫が始まりました。ソラマメはマメ科ソラマメ属、種はソラマメです。野菜としてのソラマメは未成熟ソラマメともいいます。

 

 

 露地栽培では、この時期のほんの数週間しか収穫できませんので貴重な旬の野菜です。

 

 私は普通の大粒ソラマメの他、早生の小粒種も少し栽培しています。早生種は生育が旺盛で栽培しやすく、病気にも少し強いように思います。

 

 写真の上が普通のソラマメ(陵西一寸)で、下が早生ソラマメです。早生の豆は緑色が濃いのが特徴です。

 

 

 ソラマメは糖質やタンパク質の他、各種ビタミンやミネラルが豊富で、薄皮の部分には食物繊維も多く含まれ、栄養バランスの良い野菜とされています。

 

 栽培上の大敵は、アブラムシと立枯病です。アブラムシは株の萎縮の他、ウイルス病を媒介するので農薬による早めの防除が必要になります。

 

 立枯病は写真のように株が黄白色になり、やがて萎凋・枯死します。生育後半に雨の多い年に多発するので、排水の良い畑で高畝にして栽培することで予防します。

 

 

 今年は生育後半に雨が多かったので、近隣の畑でも発生が多いようです。

 

 立枯病菌は土壌中にいるので連作すると多発します。一度ソラマメを作付けしたら、数年間はマメ科以外の作物を栽培するようにします。

 

 獲りたての塩ゆでソラマメに生ビール、最高の贅沢です。お酒がダメな方もおやつとして、またソラマメご飯などで旬の味を楽しめます。