昨日２１日、鯖江市議会３月定例会は閉会しました。

２月２１日に開会、佐々木市長より議案の提案理由説明がなされ副市長二人制に係る議案などを先議・採決。

また、３月４・５・６日は計１５名の議員が登壇し一般質問。

そして、６～１１日は常任委員会にて令和６年度当初予算案などの議案について議員全員が総務・産業建設・教育民生の３つの委員会に分かれて２～３日間にわたり審査。

今議会の主な議案、令和6年度の一般会計の予算額は、前年度に比べ14億5千万円増、過去最大規模の297億3千万円。市では高みを目指す意思の表れとして「市民主役で日本一活気あるまち」と「ワクワク子育て日本一のまち」の2つの「日本一」を目指す言葉を掲げ、この2つを軸に予算編成を行ったと説明。

予算概要は、

「市民主役で日本一活気あるまち」を目指す取組みとして、「まちづくり基金事業補助金」や「提案型市民主役事業」といった市民活動の支援スキーム予算を引き続き確保。市民同士が対話・交流する場や市民活動の内容を伝える機会として、「市民主役フェス」「市民主役アワード」開催予算を計上。

「ワクワク子育て日本一のまち」を目指す取組みとして、「保育士確保・定着支援事業」の充実、こどもが病気の際の病児保育の予約がスムーズにできる予約システムの導入支援、民間保育園の老朽化設備改修等に対する支援、公立保育所の調理室やトイレの改修、地区公民館への「子どものびのび広場」の設置など子育て環境を整備。

子育て世帯に対しての本市独自施策として、18歳以下のこども一人当たり2万円を支給する予算。就学前児童向けには、プロによる人形劇等の本物に触れる機会をつくる予算、小・中学生向けには、特色ある学校づくり事業の一環として新たに「こどもによる、こどものための、こども予算」枠を設け、こどもたちが主体となって学習活動を計画し実行するための予算を計上。官民協働でのプログラミング教育について小学4年生およびクラブ活動での実施に加え、新たにパイロット校を複数校選定し、小学5年生に年間6時間のカリキュラムを行うモデル事業。多世帯同居の世帯においても「こども部屋」をつくってもらえるよう、リフォーム代に対する支援予算。

そのほか、物価高騰対策として、地域経済活性化・市内事業者支援のため、県デジタル地域通貨「ふくいはぴコイン」を利用し、市内小規模事業所において4千円のチャージで5千円分の買い物ができるプレミアム付デジタルポイントと、4千円分のチャージで6千円分の眼鏡・漆器の買い物ができるプレミアム付デジタルポイントを発行する事業予算、燃料高騰に苦しむ事業者向けに省エネルギー設備の導入を支援する予算。

そのほか、高齢者福祉や障がい者福祉、防災減災、産業支援、公共施設の整備・改修など。

また令和6年度末の市の貯金である基金残高は、財政調整基金は29億4千790万円を確保することができる見込み。

昨日は午前９時～議会運営委員会を開き、人事議案を追加。

午前１０時過ぎから、本会議場にて議案審査の概要や結果について各委員長からの報告を経て議案の採決を行い全ての議案を可決。その後、副市長人事案などが追加上程、採決の結果、可決されました。

この模様はケーブルテレビやYouTubeでのアーカイブ配信も行われます。ご覧いただきご意見などいただけると幸いです。