【脳男】5.0★★★★★

久々に、非常に満足のいく映画に出会えました。これが映画だ!と打ちのめされた感じです。

原作小説をベースにしつつも、物語とキャストが際だつように、見事に脚本で編集され、全く別の作品として生まれ変わってました。まず、やられたのが冒頭のバスを爆発するシーン、悲惨で残酷な描き方をすることで、映画全体に漂う悲壮感を決定付けます。焼け焦げた子供がバスから降り歩いてきて、松雪泰子が抱きとめ、泣き叫びます。

また、うまいなと思ったのが何度も繰り返される映像のモチーフ。子供、乗り物、電車、刑事の悪態、がまるで伏線となってるかのように、ラストに向けて連なっていくのも、見事でした。そして、最後のボヤっと終わるように見せかけて、畳み掛けて用意していた、ラストシーン。鳥肌もので、見事にはめられてしまいました。ここで、『悪人は再生できるか?』というメッセージに監督なりに決着をつけたことも、見事でした。

気になったところでいうと、江口洋介が前にですぎていたのと、最後の敵との戦いが、なんかバットマンみたいな感じになってました^^;たて~たつんだ、トウマー!!と一斉に叫んでもらいたいかのシーンw

あと、やはり脳男のプロットが小説に比べて、弱く、ただの超人みたいにくくられてたのが浅かったように感じました。にしても、演出、音楽、キャスト、そして映像。会心のできでした。残酷なシーンが多いので、そこだけ注意ですね( ´ ▽ ` )ノ

前作は「星守る犬」という瀧本監督、次回作にも期待です!


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