
■AI時代、vibe workingはなぜ露呈したのか
ここ最近、「vibe coding」という言葉が一気に広がった。
直感やノリでコードを書くスタイル。スピードは速いし、AIとの相性もいい。最初はそれが“新しい働き方”のようにもてはやされた。
でも今、同じ構造が別の領域でも見え始めている。
それが「vibe working」だ。
vibe workingとは何か
vibe workingとは、簡単に言えば
「雰囲気で仕事が回っている状態」
- 明確な設計がない
- 言語化されていない
- 属人化している
- ノリと経験で成立している
それでも一見うまく回る。
むしろスピードは速く、コミュニケーションも軽い。
だからこれまで、多くの現場で自然に採用されてきた。
なぜ今まで成立していたのか
理由はシンプルで、
“人間の補完能力”に依存していたからだ。
- 空気を読む
- 暗黙の了解を共有する
- 言葉にしなくても察する
こういう能力で、設計の穴を埋めていた。
つまり、
👉 設計されていなくても、回っていたように見えただけ
AIによって何が起きたのか
AIが入ることで、この構造が一気に崩れ始める。
なぜか。
AIは「雰囲気」を読まないからだ。
- 曖昧な指示 → 曖昧な結果
- 設計がない → 再現できない
- 暗黙知 → 再利用できない
ここで初めて、
「実は何も設計されていなかった」ことが露呈する
vibe codingと同じ崩壊構造
これはvibe codingと完全に同じ流れになっている。
初期
- サクッと作れる
- 速い
- AIと相性いい
その後
- 複雑になると破綻
- セキュリティ崩壊
- 拡張できない
👉 「動くけど使えない」
そして今、
👉 それが“仕事全体”に拡張されている
vibe workingが露呈する瞬間
AIを入れた瞬間、こうなる
- 「これどういうルールでやってた?」→ 誰も説明できない
- 「この判断基準は?」→ 感覚
- 「再現できる?」→ 無理
つまり、
👉 人間がいないと成立しない仕事だったことがバレる
今後どうなるか
ここから分岐が起きる
■ 残る側
- 設計できる
- 言語化できる
- 再現性を持たせられる
■ 崩れる側
- 雰囲気依存
- 属人依存
- ノリ依存
結論
vibe workingは悪ではない
- 初速は速い
- 小規模なら強い
ただし
👉 構造を持たないまま拡張すると必ず崩れる
そしてAIは、その崩壊を“可視化する装置”になった。
AI時代に問われているのは、
「速くやること」ではなく
👉 “再現できる形にすること”
ここに移行できるかどうかで、現場の生存が決まる