インフルエンザの値段  | アメリカから発信!  生活、健康、薬についてお伝えします。

インフルエンザの値段 



インフルエンザの予防接種を受けていれば 
まともにインフルエンザにかかる心配をしなくて済みます。



たまに型が外れてしまうこともあります。
去年は 予防接種のワクチンに入っていない型のインフルエンザが流行し、
私はみごとにかかりました。

しかし、予防接種がまったく無駄というわけではなく、
かなり、軽く済みました。

15年前に予防接種なしでかかったときは、大人になってから
一番の大病だと思うくらい大変でした。

それ以降、懲りて毎年、予防接種を受けるようにしています。
また 赤ちゃん始め、ほかの人に万が一、インフルエンザを
うつしてしまったら 申し訳ないので、接種しています。




アメリカでの接種の値段は 30ドル前後です。
ですが、たいていの健康保険ではカバーされ、無料で受けることができます。





65歳以上の人が入るメディケア(日本の国民保険のような感じ)によっても
無料で受けることができます。

たとえ、カバーする保険を持っていなくても、安いところか
予防接種代金と同じ金額分の商品券をくれるお店とかもあります。



運悪く、予防接種を受けていないで、かかってしまった場合、どうするか?

48時間以内なら タミフルを処方してもらえます。
しかし、処方してもらうのに診察料がかかり、またタミフルを買うにも
お金がかかります。



タミフルの価格は、140ドルです。
持っている保険によって、10ドルくらいから100ドルくらいの負担になります。
平均的には 40ドルくらいを払う人が多いそうです。
(日本だと保険がきいて1000円くらいだそうです。)



一日くらい、症状を早く終わらせるために わざわざ医療機関に行って、
もしかしたら 100ドル以上 払いますか?



私だったらどうするか?
その時の状況にもよりますが、特に大変な時期でもなかったら
家で静かに寝て 高熱その他の症状に耐えるかも知れません。

それに私の主治医だったら、
「寝てればなおるのに。 わざわざ こんな状況で出かけてきて。」と
言うかもしれません。

でも、二日目あたりには 激烈な症状が出て
「タ・タ・タミフル~」と うなって
処方してもらえばよかったと後悔するかもしれません。

タミフルを求めるのは 大人が多いそうです。
子どもと高齢の人は、予防接種率が高いということもあるかもしれません。

家族がかかったら、アメリカでも日本でも予防的にタミフルを処方してもらえます。

日本では、保険がきかないので、予防用タミフルは6000円くらい。
アメリカでは かかった場合と同様に予防用にも保険が効きます。





私は体育会系で、体力には自信があり、持病もなく、長寿家系です。
ついでに肩こり、腰痛、頭痛もありません。

それでも、とにかくインフルエンザは辛かったです。
その頃はタミフルもなく、解熱剤で少しだけ一時だけ、熱が下がりました。
亡くなる人が大勢いるというのもわかりました。

だから これからも予防接種はかかさず 受けると思います。