人工受精三回したがダメだった。五回以上はあまりのびしろがないそう。まさか三回してもダメだとは考えてなかった。不安がおそってくる。精神的においつめられる。ふと看護婦さんの言葉が浮かんだ。「体外受精した方が意外と早くできるわよ~」という話。体外受精にすごい壁があったが、受けてみたいと思いはじめていた。四回目の人工受精は受けるつもりだったが、直前の受診でタイミングを逃しできなくなった。このことでわたしの中でぷつんと糸が切れた。もう四回目はやめると伝え、体外受精にすすみたいと伝えた。優しい先生は、10回でもする人はいると言ってくれたが、もうわたしはしんどかった。帰り道、はじめて声をころして泣いた。
【説明会】
体外受精にすすむにあたり、まずは説明会に参加した。夫に休んでもらってまではと思って、一人で参加したが意外に難しい話で、とても重要な話で、話の重さを感じ、もう一度夫と一緒に説明会に参加させてもらった。夏がはじまる頃に決断し説明会を受けたが、本格的に採卵にとりかかったのはもう夏の終わり頃だった。
【いよいよ】
生理を1周期見送り、いよいよ採卵に向けて内服がはじまった。プラノバールという薬の副作用がきつくて、ムカムカして苦しめられた。2週間くらいだったか、毎日注射にも通った。ちょうど祖母の入院とも時期が重なったが、祖母も頑張っていて勇気をもらいながらわたしも挑んだ。いよいよ最後の注射は、夜の10時に打ちに行った。時間外は、産科の別館で対応してくれた。看護師さんがとっても優しくかんじた。不思議とわたしもここで産みたいと感じた。