僕はお坊さんだ。鬱を15年以上患った。
実家は浄土真宗のお寺だ。
父は団塊世代によくいる厳格な人で、我が家も混迷を極めた。
僕は幼少期の思いを大人になってもひきずってしまい、いわゆるアダルトチルドレンになってしまった。
まあ親や兄弟もきつかったけど、自分もきつかった。
思えばさんざん周りに迷惑かけてきたものだ。
振り返れば黒歴史だらけ。けれどなんとか心の傷も癒えてきて、ある程度は元気に暮らせるようになってきた。
HSPHSS型だと思う。本当に自分がわけわからなさ過ぎて大変だった。
いまは鬱はほぼ消えたと思う。アダルトチルドレン独特の苦しさもほぼ消えたような気がする。
まあそれはよかったんだけど、もう僕は43歳だ。
独身だし、収入も約15万程度だ。家賃が無料なのでギリギリなんとかなっている。
メインのお仕事はお坊さんだけど、あるお寺にアルバイトのような形で雇われているので別に住職さんではない。
以前に比べれば心ははるかに楽になったけれど、まだまだ不安はある。
今の課題はお金。そしてパートナー。
どれだけ信心得たって、念仏したって不安はある、人間だもの(笑)
いや笑えん。。。
大学卒業後は作曲家目指してフリーター。挫折。当時の女性関係がきっかけで鬱になり、音楽を全く楽しめなくなってしまった。
そっから鬱が治ってないのに無理して海外行ったり、英語の勉強して高校教師になったりした。
心の中はずっと苦しかったのに仮面で生きて、その仮面のまま生きていたのだ。
そんなんで仕事も続くわけがなく、数年で休職。もうぐじゃぐじゃになった。
それからお坊さんの仕事。どうしたら心晴れるか、どうやったら救われるのか、そればかり考え続けた。
ずっとそれでも苦しかった。
それから海外のお寺へ派遣された。けれどそこからだいぶ人生の向きが変わってきた。人生に希望を持てるようになってきた。
本当にそこは宗教の力である。ありがたい。
いまは日本に戻ってもう4年くらいかな。帰ってからのこの数年間も超絶大変だった。またおいおい書いていくとします。
今は音楽もだいぶ楽しめるようになってきて、少しお仕事頂いたりすることもあって、調子は良いのは良いのだけれど、懸念材料もいっぱいある。
書く、ということも自分にとっては大事で、やっぱり仏教を学んで経験したことも書いていきたい。
仏教や音楽、英語、生活、鬱のこと、自分の黒歴史、なんでも書いてみたい。
それがなんとか副業とか何かに繋がればいいなと思ってこのブログを始めてみました。心の整理にもなるし。アイデアが浮かべばいいな。
でもお坊さんだからとかじゃなくて、ただの一人の人間として書いてみたいなと思う。
普段ね、なかなか深いところまで話せる人が身近にいないんだよね。だから書くしかなくて。
だからこのブログを自らの心の癒しとして書こうと思う。
そして読んでくれる人に「こんなどうしようもない人間がいるんだ。けどそんなんで生きていいんだ」って思ってもらったらいいなと思う。