札幌の篠路は藍の産地だって
知ってました?
札幌市内で藍(あい)の栽培がされていた!
札幌市内の篠路(しのろ)で藍染の原料である「藍」が作られていた事は知っていますか?
篠路(しのろ)の藍染の歴史は、江戸時代から始まり、特に明治時代から大正時代にかけて隆盛を迎えました。
徳島県出身の滝本五郎さんが「興産社」という会社を作り、藍の栽培からすくも作りまでを一貫して行っていたそうです。
しかし昭和時代以降、合成染料の普及や洋服の普及などにより、伝統的な藍染の需要は減少したため、篠路の藍染業者も衰退の時期を迎えました。
(現在は、北海道内では伊達市で藍の栽培から藍染までをさている方がお一人いらっしゃいます。)
藍染の効果がすごかった
藍染めってなんとなーく知ってますが、まさかこんなにメリットのある天然塗料だとは思いませんでした。
抗菌・消炎効果
藍(あい)と呼ばれる植物から抽出される色素はインドイゴイド(indigo)には、抗菌効果(細菌や微生物の成長を阻害する力)があることが研究でわかっています。
藍染めの布や衣類を使うことで、その中に含まれるインドイゴイドが微生物の成長を抑え、衛生的な状態を保ってくれるとのこと。水虫菌の増殖も抑える作用もあるということです。自然界から取り出せることができる貴重な成分から、抗菌効果が得られるとは。
アトピー皮膚炎に効果がある?
アトピー性皮膚炎を抑えるとき塗る、クリームや軟膏に含まれているトリプタンスリンが藍にも含まれているとのこと。
紫外線防止効果
藍染めの布や衣類には、紫外線の一部を吸収し、肌に届く量を減らす働きがあるとのこと。身に着けるだけで紫外線から肌を守ってくれるなんて
保湿効果
藍に含まれる成分の一つに、天然の保湿成分であるタンニンがあります。 タンニンは肌に水分を保ち、乾燥を防ぐ働きがあります。 そのため、藍染された衣服を着ることで、肌が乾燥しますしにくくなり、保湿された状態を保つことができます。
生地の耐久効果
藍の成分が生地と結合し、染まった部分を強くし、耐久性を向上させる効果がある。
藍の色素が生地の繊維と結合し強い衝撃を形成する。これにより、染まった部分の繊維が緊張して、生地全体が強化されます。繊維をしっかりと束ねることで、生地をしっかりとします。
耐久性の向上: 藍に含まれる特定の成分は、繊維を保護する働きも持っています。繊維を強化するだけでなく、藍の染色によって生地が耐久性を持つようになります。で染まった生地は摩擦や洗濯によるダメージにも強く、楽しめます
漢方薬だった!
お隣の中国では、古くから漢方として利用されていて、解熱・解毒・食あたりに効果があるといわれている
葉っぱは食べられる
独特の風味があって、日本料理や一部の地域の料理で利用されることがあります。
- サラダや和え物に利用する
- おひたしにする
- 味噌汁に入れる
- 揚げ物に利用する
- お茶にする
- お菓子に使う
篠路で体験!藍のたたき染め
藍の葉っぱで
”たたき染め”を
体験してきました。
『生葉染め』や『天然藍濃縮液』を
使った染め方は知っていたのですが
”たたき染め”
は初めて聞いたので
すごく興味がありました。
藍色の生葉をただトントン叩いて
色を布に移すだけ
たたき染めのコツ
すごく簡単に藍染め体験ができちゃいます。
コツは、木槌を斜めにしてトントンするだけ
すごく簡単に藍染めができちゃう
時間の経過で変化する色
最初は緑が強い色ですが、
時間が経つと段々色が変化してくるので
とっても面白いです。
参加したイベントはこちら
シノロリビングvol.2
篠路駅周辺地区のまちづくりについて/札幌市 (city.sapporo.jp)
私もDIYワークショップで参加しますこっちの記事も見てね。
宇山亜希菜 | モノづくり大好きドサンコ主婦
宇山亜希菜 プロフィールはこちらから
イベント主催・モノづくりを楽しんでいます。
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藍染で気に入っているモノ