今週は世界的な株価暴落が一巡し、大幅なリバウンドを演出。

先週からのNASDAQ100指数は月曜早々に決済し、様子見に徹することが出来たため火柱に巻き込まれずに済んだ・・・。

米法案の署名までこぎつけ、来週は米重要指標が目白押しの週になります。

この法案を含めた日米欧の景気刺激策ですが、景気刺激と言えば聞こえがいいものの、内容は「生活保護」です。

決して今までのような景気を押し上げ加速させる類のものではないことに留意しないといけません。

もし感染拡大が治まらず、世界的に自粛が続いた場合、生活保護のおかわりが必要になります。

これは生活費なので、政府には何のリターンもありません。

景気が拡大し、法人税や消費税がかえってくることはありません。

政府に残るものは、ただの負債です。

これは後々大きな問題になるでしょう。

また、ボーイング救済議論の過程で、自社株買いに対する批判も出てきています。

米国株が10年に渡って大相場を演じた要因には自社株買いが大きくかかわっており、今後はこのような原動力を失う可能性もあります。

こうして考えると、短期で底を打って以前のようなトレンドを取り戻すというのは、なかなか難しいのではないでしょうか。

 

そんな中、来週以降の戦略ですが、やはり次第に戻り売りが強くなるのではないかと予想しています。

感染拡大による資産投げ売り→国や町の封鎖と対策関連法案で出尽くしからの好転でリバウンドをこなしたのが金曜までの動きです。

しかし、この流れがあったのは主に欧米での話です。

日本はどちらかというと感染被害が少なくそこが評価されての部分と、日銀が抵抗を見せていたことから底固く動いていたような節があります。

Twitterにも書いていましたが、都知事が会見するという報道が入った時間帯に日経225は大きく失速しており、その後はNYダウが上値を追う一方、日経は上値が重くなっています。

つまり、今後は悪材料が一巡した欧米より、未だに大きな被害を受けていない東京に注目が集まるかもしれないということです。

 

 

チャート的には綺麗に25MAで折り返しており、戻り一服となっています。

 

そこで日経225のショートを建てて持ち越していますが、金曜15時過ぎの意味不明な動きで100枚刈られてしまったのが後悔しどころ。

米国株も大きな反動から金曜クローズのラスト30分で大きな下げを見せており、月曜から売り直していいかもと思っています。

 

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