瞬時に何光年、何百光年もの距離を移動するということでは同じですが、細かく見るとそれぞれに特徴や差があります。
ちなみに人類同士の争いで最大でも木星圏までが舞台の近未来もののガンダム世界では、これにあたるような航法は出てきません。
何はともあれ、当然、まずはヤマト世界のワープを検証します。ワープはヤマト作品が世の中に広く知らしめた言葉です。
ワープを開発したのは人類ではなく、イスカンダル星からもたらされた技術です。
これにより片道14万8千年光年のイスカンダルまで一年以内に往復しよう!ってな物語が成立します。
旧作ヤマトでは地球を発進したヤマトはすぐさま実験で火星までの「小ワープ」を行ないます。
ヤマトのワープの特徴は以後の検証の元になるので羅列します。
・亜空間を航行する航法である
・ワープ中は乗組員は座席に固定され動けない
・短距離移動の小ワープも可能
という点が挙げられます。
特に小ワープが特徴的です。戦闘中に敵の攻撃をかわすため、正面の敵艦隊に詰め寄るため、など反則的な使用が見られます。
戦闘中の劣勢で殆ど停船状態からの打開策的な突然の小ワープは、ワープには超加速が必要とされるイメージからはほど遠いものがあります。
ワープ中は乗組員はベルトで体を固定して座席から動けません。画面が揺れて乗組員の衣服が透ける場面で森雪がアップになるのはお約束のシーンでした。
虹色に揺れてワープインするヤマト(旧作ヤマト)
初ワープ前に乗組員にワープのレクチャーがなされる(旧作ヤマト)
亜空間航行中の沖田艦長(旧作ヤマト)
亜空間航行中の森雪(旧作ヤマト)
亜空間航行中の森雪(2199版)
亜空間内で恐竜時代も横切る(旧作ヤマト)
氷に覆われてワープアウトしてくるヤマト(2199版)
土星沖に一斉にワープアウトしてくる主力戦艦(2202版)