昨年、スピードスケート選手の陸上トレーニングの機会をいただきました。

元スピードスケート選手の「大菅小百合さん」とイベントで共演。その後、陸上のトレーニングで故障してしまう選手が多く、メインのスピードスケートのトレーニングに影響がでてしまうと相談を受けました。走りを見ると故障をしてしまう可能性が高い走り方の選手が多く、まずは走り方の修正が私のコーチングテーマでした。

走りが良くなると痛みも消えてスケートにもいい影響が出始めました。

その後、スケートのスタートフォームも陸上のスタートなら…というアドバイスがスケートにもハマり、100mの通過タイムのベストを更新する選手も多く現れました。

一見、陸上と氷上、走ると滑る、どこに共通点があるんだろうと思っていたことが、陸上競技で培ってきた自分自身の経験が他のスポーツにも活きるということを学ぶことができました。

ソチオリンピックが終わり、選手達には新たなスタートです。

週末は宮崎へ、再びスピードスケート選手の走り方の指導で行って参りました。

ソチオリンピック日本代表 及川佑選手(大和ハウス)
世界スプリント日本代表 沼崎高行選手(道東電気)
ソチオリンピック日本代表 住吉都選手(ローソン)

{6D827114-F275-4006-B001-7EA67B229480:01}

{C282DF5E-A60E-4C5F-AC82-49E4F46F3B4C:01}

{D9667986-F036-44D1-8868-8592B158DC44:01}

{BC40EF77-5663-42BF-ACCE-B6B65DC30039:01}

{AD891754-481B-4FF1-A705-C6B3E1E045AB:01}

{8C87CA7A-08B8-4244-B8A2-0043C50FBAF9:01}

{FBD9F069-8CB5-40A6-9C9C-A87F035416E2:01}

{C5BAD056-578E-4757-A700-4E861F19E97A:01}

{696A96E4-2983-48A3-B24F-709C84DFAAE9:01}

{A5BBB934-B56F-479F-9321-D47BFCC3C8E3:01}

砂浜、登坂、階段、陸上競技場、ウエイトと環境を存分に活かしたトレーニングを行いました。

氷上で当たり前のように行ってきたビデオを用いての分析も「専門外」と判断してしまうと日々淡々と身体的努力を繰り返し、身体を酷使することに意識がいってしまいがちです。

走りで起きている現象を自分の目で見て理解することで、氷上でも類似した現象が起きていないか、氷上にも活かすことができないかと考えることで思考的努力も上乗せされます。

とにかくトレーニングはいいとこ取り。自分に必要なものだけを取り入れる。不必要なものは本当に不必要かとジャッジするのは自分なのかコーチなのか。


「22歳すぎたらトレーニングは頭の勝負」と為末大氏に言われたのを今でも覚えています。

そのきっかけを少しでも僕の経験から選手に伝え、考えることのきっかけになってくれたらと思っています。

もっともっと幅広い視野で学ぶ手を休めることなく精進していこうと思います。

氷上と陸上とのコラボレーションの追求はまだまだ続きます。