あうるすぽっと にて

『アスファルトキス』観劇

1950年代にブラジルで書かれた作品


当時の時代背景
情報操作

それはそのまま
さらに
現代の情報社会への警告ともとれる

〇作:ネルソン・ロドリゲス
〇訳:白坂恵都子+フランコ・フィギュレド
〇演出 フランコ・フィギュレド+古城十忍

〇出演:
畑中智行(キャラメルボックス)、井上裕朗、大家仁志(青年座)、
尾身美詞(青年座)、奥村洋治(ワンツーワークス)、
永嶋柊吾(青年座映画放送)、穴田有里、
関谷美香子(ワンツーワークス)、小林春世(キャラメルボックス)、
近藤一輝(劇団民藝)、小結湊仁

演出のフランコ
彼の繊細な、人間を信じようとする視線が舞台全体に流れていた。
照明、セットもとても素敵。

一昨年『るつぼ』でご一緒した
穴田有里ちゃん
チャーミングでした!



Story

1950年代のブラジル。リオデジャネイロの通りで男がバスに轢かれ、死にかけている。
通行人の一人が駆け寄ってきてその男を腕に抱き、それから唇にキスする。
キスした男の名は「アランディール」。
彼の行為を目撃していた新聞記者は、一連の出来事をゴシップ新聞の一面トップに掲載する。
たちまち記事は大反響、憶測が憶測を呼び、アランディールとその家族は次第にバラバラに引き裂かれていく……。
情報社会の恐怖と混沌を描く、ネルソン・ロドリゲスの傑作。日本初演。