折り畳みの自動で開閉する傘です。
以前、傘の骨が1本折れてしまって、
補強をして、しのいでいる傘です。
最近、傘を開くときのボタンを押す力が相当必要になり、
先日、カミさんに貸した時に、開かないっ!って言われました。
確かに、自分でも、片手でボタンを押せなくなってしまっていたので、
分解して、中の様子を見ることに・・・。
分解は、至って簡単で、上の赤〇のねじを外すだけ。
ボタン側
反対側
傘の柄(カバー)の部分
ボタンの外カバー
更に、
この部分の樹脂部品の爪を外して、引き抜き
入っている金具1個くらいまでは、問題無く外せます。
( ボタンの樹脂部品を取った状態 )
この写真に見える白い輪っか状の樹脂部品が、ばねで移動します。
( 白い輪っか状の樹脂部品の右にあるばねで押さえていて、写真上では、左右に移動 )
傘を閉じている(中棒を押し込んでいる)ときは、先端に移動し、
ボタン側の樹脂部品から外れています。
( 傘を閉じ、中棒を押し込んでいる状態 )
※ 中棒が伸びているときは、この部品がボタンの下にあります。
ボタンを押すと、ボタンが金具を押し込み、中棒が伸びるのと同時に
傘が開きます。
このとき、輪っか状の樹脂がボタン下に入り、もう1度押すと、
傘が閉じる仕組み。
そして、中棒を押し込むと、輪っか状の樹脂部品を先端に移動させ、
リセット位置となる様です。
よく考えられています。
さて、改善です。
傘を閉じるときは、力を必要としていないため、
中棒が押し込まれている状態のときに、引っ掛かり等があるのでしょう。
取り急ぎ、ボタンを押した時に摺動する部分を、
見える範囲だけでも、バリ取り、段付き除去等をと、
細いヤスリを使って、磨いてみました。
結果、思った通り、ボタンが片手で押せるくらいになりました。
もっと分解して、ばねで押している樹脂などもこまかく磨きたかったのですが、
元に戻らない可能性があるため、いよいよの時まで取っておきます。
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3月29日、追伸
せっかく使いやすくなった傘ですが、
この強風のあおりで、骨が3箇所逝ってしまいました。
直したばかりでしたが、残念です。
風が強いのもそうですが、風がブレて、あちこちに向きを変える時があります。
みなさんも気を付けて。