ステロイドを悪者扱いする訳ではない。
使い用によっては有力な薬だろう。
とはいえ、ステロイド外用常用に関しては、
大まかにいうと
「ステロイドを塗って
一旦炎症が治っても、
再発して外用し続けると
皮膚の本来の働きが失われ
依存状態になる可能性がある。
やがて効かなくなって、
外用を急に辞めると
反動で凄まじいリバウンド症状が
起こる危険性がある」
というような問題が
取り沙汰され議論されてきた経緯がある。
ステロイドを正しく使って問題なく治り
過ごせるケースもあるのだろうが、
私はそうではなかった。
薬に頼らずどこまで皮膚を正常化し
その状態を維持できるかを試みたく
新薬には目を向けないできたので、
自ずと自分が求めてきた情報は
ステロイド外用関係に偏る。
というわけで、ネット上に
数多ある情報の中でも
特に参考になったものを二つご紹介。
まず一つ目:「アトピー闘病回顧録」
著者ご自身の体験を通しての丁寧な考察。
私自身の実体験と符合する内容も多く、
また、ステロイドのみでなく、新薬や
最新の「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」
に関して他、様々なトピックにおいて詳細に
書かれていて勉強になる。
そして二つ目が
上記のブログ内でも紹介されている:
「アトピー性皮膚炎のステロイド外用剤離脱」
この著者の深谷元継という方は、
かつて脱ステロイド診療を行っていた医師で
今は退き美容外科を営んでおられるよう。
当時大変な苦労があったことと想像する。
同HP内で、
"「アトピー性皮膚炎ガイドライン2018」で
ステロイド外用依存が言及された"
とも書かれている。
この文献も貴重で
有益なガイドラインだと思う。