本を読むのが
小さい時から
好きでした。
大学生になる頃は
哲学とか心理学とか
むさぼるように
読んでいました。
やがて
「自己啓発本」の類を
読むようになっていました。
読んでいる時は
いいのです。
本の文字に
「なるほど、なるほど」と
納得して
「これでもう大丈夫」と
思っていました。
が、
翌日からの仕事では
本で読んだことなんて
1文字だって
生かされることは
ありませんでした。
だけど
本棚には
似たようなタイトルの
自己啓発本が
数え切れないくらいに
並んでいきました。
セミナー、も…
同じでした。
セミナーに
参加している時は
ともに
参加している方々と
意気投合し
「これで大丈夫だ」と
思ったのもつかの間。
自分の住むいつもの場所に帰り
1週間もしないうちに
内側から湧き起こる
物足りなさや焦りや不安。
本の文字も
セミナーで聞いた言葉も
何一つとして
私の生き方に生かされなかった…。
「何やっているんだろう」

人生のどん底を味わい
生きるか死ぬかの瀬戸際を
体験してきて…
そこから
気付かされたことが
ありました。
文字も言葉も
自分自身が体験・経験していなければ
単なる
情報にしか過ぎず
情報として
自分自身の知識の中には
置かれるかもしれないけど、
【知識は生かされなければ
無意味である】
ということが
ハッキリ分かりました。
そして…
この人生は
1日や
数時間…
何かをしただけで
その後の人生が
劇的な幸せが創造される…
というものではなく、
日常生活の一瞬一瞬を
如何に生き
その努力の積み重ねによって
幸せな人生が構築されていくのだ、と
実感します。
幸せは
誰かや何から
与えられるものや
貰うものではなくて、
自分自身の
内側から生まれ
創造され
御縁ある方々に
与えていくものである…と
私は
そう思うようになりました。
そうなったとき
“初めて”
本に書いてあった文字が
素晴らしいエネルギーとして
私自身の中に
染み入ってきました。
1文を噛み締めながら読む…
その1文に
10分、20分
かかることさえあります。
そして
言葉の1言が
素晴らしいエネルギーとして
私自身の中に
染み入ってきました。
言葉も文字も
表記された表面だけでは
何にも
理解できません。
本当に
理解できるのは
日々
努力を積み重ねていった結果なんだ、と…
自分自身と
向き合い続けることの重要性を
強く強く強く
感じています。
熊本県合志市野々島
なぎの木整体
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