初めて
仔犬を飼うにあたり
躾の本を借りました。
1つは
「がっつりしつけ」
もう1つは
「ほめほめしつけ」。
犬に対する
アプローチは
180°違うというくらいに
異なりました。
驚くほどに…。
だけど、
両方の本に
共通するのは
「家族となった犬と
心地よい関係を築きたい」。

最初
「がっつりしつけ」を
真似してやってみたんです。
ところが、
我が家に来た仔犬は
慎重派でやや怖がりな面が
ありました。
また
私達家族の特性との関わりをみたときに、
「がっつりしつけ」が
私達家族と仔犬には
合わないことが
明らかになりました。
やってみて分かることがある…
改めて
そう思いました。

借りたからこそ
【絶対的なしつけの本】が
無いことを
知りました。
一匹一匹
個性があるし、
一人一人
特性があるから、です。
しかし
違いがあるからこそ
新しい視点に
発展できました。

同じことが言えるな、と
思いました。
他者との
意見の相違がみられたときに
事を荒立てたくないから、と
何も言わなかったり、
逆に
相手を自分の意のままにしようと
意見を押し付けようとしたり…
そんなことを
数え切れないほど体験してきて…
今
思うのは
意見の違いは在って当たり前で、
その違いから
自分自身の中にある
思いのくせに気づいたり
あるいは
自分自身を改善したりする
きっかけになるならば、
意見を出し合うことは
成長のプロセスとなる、と
思います。
海外の方々と
話をしていて
思うことは、
海外の方々は
自分自身の意見を
堂々と
表現されます。
相手に合わせようなんて
良い意味で、
全く見られません。
一方で
日本の方々は
【まずは周りの様子を伺うこと】から
始まります。
周りに対する心遣いは
美しい一方で
自分自身の意見を
言えない心情は
自分自身の可能性を
自らが
摘み取ってしまっているように
感じます。

離れていく人ならば
その程度の関係性だし、
その違いから
一緒に課題を見出し、
一緒に成長していけるならば
それは
素晴らしいパートナーに
発展していけるでしょう。
実際に
私は
そんな素晴らしい仲間に
出逢えました。
その出逢いによって
私だけではなく
私の家族も
想像もつかないほど
素敵な体験や経験をさせていただきました。

意見の違い…
これから
何を見出すかは
私自身の意識のあり方次第だ、と
いつも
そう思っています。
熊本県合志市野々島
なぎの木整体
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