雪の日には


雪の日の手仕事。




10日ほど


干したダイコンを


たくあん漬けにします。


市販のたくあんは


たくさん目にしてきたけど、


自分自身で


作るのは初めてのこと。




畑で育ったダイコンを


米ぬかや塩、


昆布や唐辛子、


クチナシで


漬け込んでいきます。







“たくあん”






自分自身が


実際に


作ってみるまでは


手間がかかる、と


思っていました。





しかし


実際にやってみたら


なんてシンプル。




味噌造りも


梅干し作りも


そうですが、


日本に昔からある


伝統的な食は


難しくも複雑でもありません。




難しく複雑ならば


とっくの昔に


消えていたと思います。





自宅の庭で採れた梅の実や


自分自身が育てた大豆やダイコンで


梅干しや味噌やたくあんが


作れることは


智慧を引き継ぐこと、と


実感します。






雪の日には


雪の日の手仕事。



東北の方から


年末に戴いたカリン。


生まれて初めて


生のカリンを手にし、


初めて匂いを香り、


初めて砂糖漬けにしました。




「カリンは喉にいい」とは


聞いていましたが、


約1ケ月


きび砂糖につけ込んだ


カリンシロップは


本当に優しい味がしました。





併せて


約1ケ月


きび砂糖につけ込んだ


ゆずシロップも


本当に優しい味がしました。






雪の日には


温かい鍋。




雪の降る中


畑へ行き、


白菜と白ネギを


採ってきました。






寒さの中


キャベツも


白菜も


人参も


ソラマメも


ダイコンも


ニンニクも


チンゲンサイも


小松菜も


ホウレンソウも


みんな


何一つ


不平不満、愚痴や


泣き言を言わず


しっかりと根を張り


生きる姿に


敬服の意を持ちました。





その姿は


とても美しいです。





化学肥料や

有機肥料など

一切入れず、

それでも

どんな状況であっても

育っている白菜や白ネギが

美味しくないはずはありません。





雪の日には...





静かに

静かに

内を見つめ

穏やかに過ごします。








熊本県合志市野々島

なぎの木整体

MOE