ぬる湯...
熊本県には
【奴留湯】という名前の
温泉があり、
本当に
ぬるい温泉です。
とても
今の季節では
入れません。
ぬる湯...
1度入ると
なかなか出られない...
あまりにも
気持ちが良いし、
ぬる湯だから
少しでも
外に出たら
寒く感じるし、
気付けば
どれだけでも
長い時間
ぬる湯に浸かっている...
それは
在り方や生き方にも
当てはまるように
思います。
例えば
誰かから
誘いを受けても、
何かしらの理由を付けて
断る...。
1番の理由は
“仕事”。
仕事を理由に
断れば
相手方も
それ以上
無理強いはしてこないから。
次に
“家族”。
家族を理由に
断れば
「自分は本当はやりたいんだけど...」
という雰囲気は
何となくは醸し出せるから。
だけど...
いろんな理由を付けて
誘いを断り続ける理由は
何だろう、と
自分自身に問うときに
見えてくるものがある、と
思うのです。
誘いとは
たいていが
自分自身が
これまで
体験や経験をしていないことなので
未知の世界です。
未知の世界は
初めてなので
誰でも
何かしらの
不安や恐怖が
あるのかもしれません。
だけど、
その不安や恐怖が
自分自身の中に
何故あるのか...
その不安や恐怖わや
払拭するには
どうしたらよいのか、まで
考える人は
どれくらいいるのでしょうか。
慣れ親しんできた
自分自身の観念や概念が
取り払われるのは、
まるで
ぬる湯から
意図せず
無理矢理に
引き出されるようなものかも
しれません。
無理矢理に
引き出されないように
必死になって
ぬる湯に戻ろうとするように
どんな誘いが来ても
断り続けるのは
自分自身の創り上げた
安全圏(観念や概念)の中から
出たくない現れであることも
時には
あるのかもしれません。
私は
よほどのことが無い限り
誘いは
受けるようにしています。
そして
受けた誘いに
参加してきたことで、
私の世界は
間違いなく
拡がっていっています。
料理も同じで
相手の料理を
いつの時でも
Noと、言わず
口にしてきたから
世界中の美味しい
手作り料理を
戴いてきていて、
それは
私の世界観を
どんどん変えていってくれました。
13才の男の子が作った
チキンファヒータは
メキシコ生まれのアメリカ料理
だそうですが、
私が
これまで
食べたことの無い味で
私は
とても幸せな気持ちに
なりました。
いつだって
やってきた出来事を
逃げずに向き合うこと。
それは
気持ちがいいと感じるぬる湯から
勇気を以て
出ていき、
どんな状況下でも
生き抜いていく強さを
育んでいくことに
繫がっていく、と
感じています。
熊本県合志市野々島
なぎの木整体
Moe