6歳くらいの


1人の女の子が


女子トイレ前で


何か


困っているようでした。


女の子のお父さんは


女子トイレには


入れないので


女の子に対して


「1人で行っておいで」


そんな風な話を


していたんだ、と


思います、たぶん。


日本語では


ありませんでした。



女子トイレで


女の子は


鍵の閉まったトイレを


なんとか


こじ開けようとしました。


もちろん


トイレの鍵は


開きません。


明らかに


困っていました。


なので


訊きました。




「what  are  You  doing?」







どうやら


トイレの中に


忘れ物を


したようでした。





話を聞いた後


「OK。


 No problem.


 please  wait  a  minute.」



そう伝えた後に


一緒に


トイレのドアが


開く時を


待ちました。




ドアが開いた時


私は


トイレに入っていた方に


訊きました。





「このトイレに


 女の子が


 忘れ物をしたようですが、


 何かありますか」と。






無かったんです。





女の子は


すぐに


その隣のトイレを


見ていたら...




忘れ物が


見付かりました。




安心したのでしょう。




笑顔になって


振り返りもせず


一目散に


お父さんの元へ


走って行きました。





女の子は


インドから来たそうです。


そう話してくれました。





とても美しい英語の発音でした。







英語が

しゃべれるか、

しゃべれないか、じゃ

無いのです。






「どうしたの?」



その一言を

かけてもらえただけで

人は

どれだけ

安心するでしょう。






本来ならば

「what  are  You doing?」

ではなくて、

「what’s   wrong?」

だったことを

後から

知りました...。






だけど

いいんです。




通じたから...。





やってみないと

分からないんです。





その一言を

表現するのか

しないのか。










女の子の笑顔が

私にとって

最高のプレゼントと

なったのでした。





熊本県合志市野々島

なぎの木整体

Moe